複合文化論系演習(多文化社会論)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(多文化社会論)
副題
グローバル世界とダイバーシティ(多様性)
プログラム
異文化接触
授業タイプ
演習
担当教員
教員、高橋利枝
曜日
木曜日
時限
3時限
教室
33-232
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

移民が多い国、たとえば、カナダ、オーストラリアなどに、ぞれぞれの移民が以前にいた国、地域の文化を背負い、別の地域から人々の異なる文化と共存する「多文化」という現象が見られます。歴史的経緯の中で、それらが融合して、別の文化を形成していく傾向も見られますが、その一方で、それぞれの異なる文化を尊重して、それらを保持したまま、もしくはその変化は自然な経過に委ね、積極的に共存を模索する動きもあります。例えば今日では、衛星放送やインターネット、YouTubeなどの動画共有サイト、ソーシャルメディアなどによって日常生活において絶えず母国とつながり、文化的アイデンティティを再創造している若者たちもいます。そうした、ひとつの国もしくは地域に属する社会に見られる、「多文化」という現象に関して、幾つかの具体的なケースについて検討しながら、考察して行きたいと思います。その際に、私たちが「国」や「民族」という枠組みにとわられているので、一民族もしくは一民族に一様な一つの文化と思いがちですが、実は一つの文化について詳しく学べば学ぶほど、それらの中に「多文化」の要素があることがわかる、ということを常に意識したいと思います。本演習では、アメリカやカナダ、フランス、イギリス、オーストラリア、日本などにおけるダイバーシティ(多様性)を受講者のそれぞれの関心に応じて、文献講読やリサーチ、グループワークやディスカッションなどを通じて理論的かつ経験的に理解を深めていきたいと思います。

授業計画

1:
第1回
オリエンテーション(本演習の目的と概要)、自己紹介

2:
第2回
グループ分け、テーマの設定

3:
第3回
アメリカ合衆国の場合

4:
第4回
ヨーロッパの場合1:英国

5:
第5回
ヨーロッパの場合2:フランス

6:
第6回
ヨーロッパの場合3:イタリア

7:
第7回
ヨーロッパの場合4:ドイツ

8:
第8回
ヨーロッパの場合5:北欧

9:
第9回
アジアの場合:韓国

10:
第10回
アジアの場合:中国

11:
第11回
アジアの場合:東南アジア

12:
第12回
オーストラリアの場合

13:
第13回
カナダの場合

14:
第14回
日本の場合

15:
第15回
総括