日本語教育と異文化理解

基本情報

科目名
日本語教育と異文化理解
副題
日本語を一つの言語として客観的に見る
プログラム
言語文化
授業タイプ
講義科目
担当教員
川端芳子、教員
曜日
月曜日
時限
5時限
教室
32-127
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

このクラスでは日本語を外国人学習者に教えるという視点で客観的に分析し、日本語教育についての理解を深めると共に、言語表現と文化や物の見方の関連性を考え、異文化理解への手がかりとすることを目的とする。
 まず、学期の初めに日本語教育に関する基本的事項(レベル別学習内容、教室活動、練習方法など)を概説する。次に日本語教育の現場で使われている代表的な初級教材を取り上げ、文法事項を中心に教材分析を行い、初級日本語の学習内容を把握する。
 学期の後半では教室活動の具体的な方法を考える。初級文法の練習問題(基本練習、応用練習)を実際に作成し、その妥当性をクラス全体で討論すると共に効果的な日本語学習について考える。
 また、教材分析の際には、その日本語がどのように物事を捉えた表現となっているかという点についても留意したい。受講者相互の意見交換を通して、日本語教育におけるより良い教室活動についての考えを深めたい。
 なお、練習問題の作成は担当を決めて、発表形式で行う予定である。

授業計画

1:
第1回/オリエンテーション
授業の進め方についての説明
2:
第2回/日本語教育の教材について
日本語教育における各レベルの教材紹介
3:
第3回/日本語教育における初級学習項目1
初級学習項目について(動詞、形容詞を中心に)
4:
第4回/日本語教育における初級学習項目2
初級学習項目について(助詞、助動詞、文型を中心に)
5:
第5回/アスペクト
動詞+「~ている」の意味分析、動詞の種類との関係
6:
第6回/ボイス
日本語の受身・使役・使役受身表現の特徴
7:
第7回/条件表現
「と、ば、たら、なら」の用法について
8:
第8回/初級練習問題の作成
練習問題の種類と作成時の注意点
9:
第9回/授受表現
「あげる、もらう、くれる」の用法について
10:
第10回/練習問題の発表1
各自が作成した練習問題を模擬授業形式で発表し、その妥当性をクラスで検討する
11:
第11回/練習問題の発表2
各自が作成した練習問題を模擬授業形式で発表し、その妥当性をクラスで検討する
12:
第12回/練習問題の発表3
各自が作成した練習問題を模擬授業形式で発表し、その妥当性をクラスで検討する
13:
第13回/練習問題の発表4
各自が作成した練習問題を模擬授業形式で発表し、その妥当性をクラスで検討する
14:
第14回/練習問題の発表5
各自が作成した練習問題を模擬授業形式で発表し、その妥当性をクラスで検討する
15:
第15回/今学期のまとめ
今学期のまとめと振り返り、意見交換