複合文化論系演習(対照言語学研究)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(対照言語学研究)
副題
英語と日本語を比較する
プログラム
言語文化
授業タイプ
演習
担当教員
教員、森田彰
曜日
木曜日
時限
4時限
教室
32-227
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

言語を比較することには、いくつかの目的、対象、方法がありますが、ここで言う対照言語学とは、基本的には、例えば英語と日本語となど、異系統の2言語を比較し、その言語間の共通点や相違点を探ることにあります。つまり、両言語のそれぞれの構造や成り立ちを学び、さらにそれらを比較することになります。これに加えて、両者に何らかの接触がある場合は(それの場合も多いですが)、その接触のあり方、過程、結果についても考えていきます。ただし、対照言語学の扱うものの多くは、当該の言語の相違点に注目したものです。以下に述べる、対照言語学の応用分野とも関係があります。
 対照言語学の成果は様々に利用されますが、特に両言語の学習・習得の分野における貢献には大きなものがあります。むしろ、言語教育の分野から、対照言語学の発展が促進されたと言ってもよいでしょう。そこで、本演習でも、英語教育(場合によっては日本語教育)に対照言語学の成果を応用する(した)場合のことも考えていきます。
 演習では、まず、英語と日本語の基本構造について学び、対照言語学の方法論、成果を学びます。次に、受講者が、各自が選んだテーマで発表を行ってもらいます。発表の形式、例えば、単独、グループ、時間などは、受講者の人数など、様子を見て決めて行きたいと思います。

授業計画

1:
第1回
本演習の目的と概要
2:
第2回
対照言語学の目的と手法
 違っていることを羅列でなく、何を基準として記述するか。
3:
第3回
英語の音構造・日本語との違い
4:
第4回
英語の語彙の構造とその歴史・文化的背景
5:
第5回
英語の文構造と文章 (text) の構造
6:
第6回
英語と日本語の異同について:全体討議(1)
7:
第7回
英語と日本語の異同について:全体討議(2)
 発表の手順とテーマについて
8:
第8回
理解度の確認テスト(受講者の人数等による)
 発表の順番とテーマの決定
9:
第9回
学生による発表(1)と質疑応答および討議
10:
第10回
学生による発表(2)と質疑応答および討議
11:
第11回
学生による発表(3)と質疑応答および討議
12:
第12回
学生による発表(4)と質疑応答および討議
13:
第13回
学生による発表(5)と質疑応答および討議
14:
第14回
学生による発表(6)と質疑応答および討議
15:
第15回
全体の講評とまとめ