複合文化論系演習(現代フランス思想)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(現代フランス思想)
- 副題
- Mundus est fabula ―― 世界の読解可能性
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 西山達也
- 曜日
- 木曜日
- 時限
- 1時限
- 教室
- 31-103
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
この演習ではデカルトの著作『方法序説』をフランス語で読む。
近代哲学の祖とみなされているデカルトは、若き日に学んだ「書物の学問」に反発し、「世界という大きな書物」に挑むようになった。
その際にデカルトが重視したのは、「世界の読解可能性」という構想であったが(とりわけ旅の中で世界認識を拡張することの意義が強調される)、
こうした構想が明確化されている『方法序説』を読み解くことで、近現代フランス思想におけるデカルトの受容と批判的継承の意義を学ぶ。
また、デカルトと同時代の諸思想――フーコーが「古典主義の時代」と呼んだ時代の諸思想――との関連、すなわち倫理、宗教、言語学、美学等、隣接領域との関係も俯瞰する。
近代哲学の祖とみなされているデカルトは、若き日に学んだ「書物の学問」に反発し、「世界という大きな書物」に挑むようになった。
その際にデカルトが重視したのは、「世界の読解可能性」という構想であったが(とりわけ旅の中で世界認識を拡張することの意義が強調される)、
こうした構想が明確化されている『方法序説』を読み解くことで、近現代フランス思想におけるデカルトの受容と批判的継承の意義を学ぶ。
また、デカルトと同時代の諸思想――フーコーが「古典主義の時代」と呼んだ時代の諸思想――との関連、すなわち倫理、宗教、言語学、美学等、隣接領域との関係も俯瞰する。
授業計画
初回~数回目の授業までは、西山がガイダンスおよび解説をおこなう。その後はフランス語のテクストを毎回訳読・解説する。