比較文学入門

基本情報

科目名
比較文学入門
副題
ロシアの文学を中心に
授業タイプ
講義科目
担当教員
高柳聡子
曜日
金曜日
時限
5時限
教室
36-681
授業シラバス
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授業概要

 「比較文学」に関する捉え方や考察の対象となる範囲は広範に及ぶが、この講義ではロシアの文学を中心に、比較文学について考えていく。まず「比較文学」とは何か整理したうえで、ロシアの文学作品とその周辺文化について考察する。なお、比較文学の実践には作品の読解が不可欠であるため、履修者は毎週課題となる作品を読み、それをどのように読んだか授業でレビューしてもらう。学期末には、「比較文学」の方法を用いてレポートを提出してもらいます。

授業計画

第1回
オリエンテーション 比較文学とはなにか?

第2回
ホメロス『オデュセイア』

第3回
ダンテ『神曲』

第4回
ゲーテ『ファウスト』

第5回
「永遠の女性」の表象

第6回
ゲーテ『西東詩集』

第7回
「世界文学」とはなにか

第8回
ドストエフスキイのプーシキン演説から

第9回
プーシキン『ジプシー』/メリメ『カルメン』

第10回
「ファム・ファタール」の表象

第11回
芥川『羅生門』『偸盗』

第12回
文学のダイナミズムについて

第13回
「世界文学」のいま

第14回
移民系文学

第15回
教場レポート