複合文化論系演習(言語と文化)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(言語と文化)
授業タイプ
演習
担当教員
酒井智宏
曜日
木曜日
時限
2時限
教室
32-322-1
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 「言語を学ぶとはすなわち文化を学ぶことである。」これまでみなさんは何度となくこのような話を聞いたことがあると思います。しかし、これらの主張は、雰囲気としてはなんとなく分かるような気もしますが、「いったいどういうことなのか具体的に説明してください」と言われると困ってしまうのではないでしょうか。この講義では、こうした主張の起源と発展をたどり、その妥当性を検討することを通じて、その正しい解釈について考察します。

授業計画

第1回 オリエンテーション(本講義の目的と概要)
第2回 おしゃべり: ヒトのあるところ、必ず複雑な文法あり
第3回 思考の言葉: 心的言語
第4回 言語の仕組み: 生得のスーパールール
第5回 言葉、言葉、言葉
第6回 サウンド・オブ・サイレンス
第7回 トーキングヘッズ: 文を理解する心的プログラム
第8回 バベルの塔: 言語の系図
第9回 しゃべりながら生まれた赤ちゃん、天国を語る: 母語を習得するプロセス
第10回 言語器官と文法遺伝子: 脳のなかにさぐる
第11回 ビッグバン: 言語本能の進化
第12回 言語指南役たち: 規範的ルールの誤り
第13回 心の構図
第14回 追加文献の読解(1)
第15回 追加文献の読解(2)