比較文学入門

基本情報

科目名
比較文学入門
副題
「冒険物語」の比較文学
授業タイプ
講義科目
担当教員
宮城徳也
曜日
月曜日
時限
3時限
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 「比較文学」に対する考えは多様で、様々な「比較文学」が存在するが、時代、地域による差異や共通性が注目されるのは共通していると言えよう。「比較文学」の考え方を、まず教科書的に整理し、その上で、具体例として、各地域、各時代に伝わる様々な冒険物語を取り上げ、共通のモティーフと影響関係、顕著な差異と独自性に注目しながら、「文学」を楽しんで、その背景にある「文化」を考える授業にしたい。「放浪(漂流)→冒険→帰還」を骨子とする『オデュッセイア』からはじめ、その影響を受けたり、独自に展開した「冒険物語」に関する文学作品、絵画、彫刻、音楽、映像について考えていく。

授業計画

第1回 「比較文学」とは何か?その歴史と多様性を整理する

第2回 「冒険物語」をは何か?、主として、文学作品になった冒険譚とその周辺の物語を整理する

第3回 『オデュッセイア』の冒険物語性を考察する

第4回 『オデュッセイア』の影響を受けた文学、諸芸術を整理する

第5回 非ヨーロッパ文学の冒険物語とその主人公1(『アラビアン・ナイト』のシンドバッド)

第6回 非ヨーロッパ文学の冒険物語とその主人公2(『西遊記』の孫悟空と三蔵法師)

第7回 ジュール・ヴェルヌ作品の「冒険物語」的要素

第8回 ダンテ『神曲』の「冒険物語」的要素

第9回 セルバンテス『ドン・キホーテ』の「冒険物語」的要素

第10回 シェイクスピア劇に見られる「冒険物語」的要素

第11回 少年文学の中の「冒険物語」

第12回 ギリシア神話の英雄に見られる「冒険物語」

第13回 『ロビンソン・クルーソー』と『ガリヴァー旅行記』

第14回 「比較文学」の意味と意義を考える

第15回 教場試験(理解度の確認)