環境と人間2(ミクロな視点)

基本情報

科目名
環境と人間2(ミクロな視点)
副題
東南アジアの環境と人間社会
授業タイプ
講義科目
担当教員
三浦恵子
曜日
月曜日
時限
5時限
教室
33-333
授業シラバス
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授業概要

 本講義は、環境と人間社会の相関関係を、主に東南アジア社会の事例を取り上げて、人類学的観点から総合的に学んでゆく。まず、東南アジア地域の異なる環境で生活するさまざまな人々の暮らし(ミクロの視点)について紹介する。次に、第2回から第6回までは、それぞれの異なった環境における民族社会の環境順応と生存(生活)戦略について考察する。第7回と第8回は、環境が人間社会へ及ぼす現象や実践面での影響について考察する。第9回から第15回までは、人間の活動や政策が環境に与える影響と、環境変化が人間社会に投げかけるさまざまな問題について歴史的観点を踏まえて考察する。第11回は、「日本人の生活と東南アジアの環境との関係」について各グループがそれぞれ東南アジアの環境にある特定の物(木材、やし油製品、養殖エビなど)の日本への流通の例を挙げて、そのことが東南アジア地域の環境へどのような影響を与えているかについて詳しく調べて発表する。

授業計画

[第1回]東南アジアの環境と人間社会
[第2回]熱帯雨林と狩猟採集民
[第3回]焼畑農耕民と環境
[第4回]水稲農耕民と環境
[第5回]海洋民族と環境
[第6回]湖の環境と人々の暮らし
[第7回]環境と伝統医療
[第8回]環境、死生観と葬儀
[第9回]植民地時代の環境と人間社会の変容
[第10回]戦争がもたらす環境と人間社会へのインパクト
[第11回]日本人の生活と東南アジアの環境との関係(グループ発表)
[第12回]環境保全と資源利用
[第13回]環境、文化遺産保護と観光開発
[第14回]社会経済環境とセックス産業
[第15回]都市環境と人間社会