複合文化論系演習(現代哲学の諸相)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(現代哲学の諸相)
副題
ポストモダンと現代
授業タイプ
演習
担当教員
渡辺洋平
曜日
火曜日
時限
3時限
教室
32-226
授業シラバス
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授業概要

 1980年代頃、「ポストモダン」という言葉がしきりに語られていた時期がありました。論者によってその意味するところはさまざまでしたが、誰もが当時の社会的・文化的・思想的状況を表すために用いていたことは間違いありません。それではポストモダンとは何だったのか、それから30年以上が経過した現代はどのような時代なのか。この演習ではポストモダンとは何だったのかを今一度考えてみることで、20世紀後半の文化的、知的状況を見直すとともに、それと対照する形で現代の思想的な位置を考察してみたいと思います。
 具体的には、ジャン=フランソワ・リオタール、ウンベルト・エーコ、ジル・ドゥルーズ、リチャード・ローティといった20世紀後半を代表する思想家・哲学者の言葉をとりあげ、ポストモダンの内実を探った後、現代を代表する哲学者としてマルクス・ガブリエルの思想を考察します。ポストモダンと呼ばれる思想家とガブリエルの思想の位置関係を考察することで、現代の知的状況を測定することが狙いです。
 参加者には、適宜簡単なミニッツペーパーを書いてもらい、次の回でそれを元にした議論を行います。またテクストの要約等を発表してもらうかもしれません。

授業計画

第1回 イントロダクション
第2回 リオタール(1)
第3回 リオタール(2)
第4回 エーコ(1)
第5回 エーコ(2)
第6回 ドゥルーズ(1)
第7回 ドゥルーズ(2)
第8回 ドゥルーズ(3)
第9回 ローティ(1)
第10回 ローティ(2)
第11回 ローティ(3)
第12回 ガブリエル(1)
第13回 ガブリエル(2)
第14回 ガブリエル(3)
第15回 総括