文化人類学ゼミ(移動・移住の人類学) (春学期) A

基本情報

科目名
文化人類学ゼミ(移動・移住の人類学) (春学期) A
プログラム
文化人類学
授業タイプ
ゼミ
担当教員
松前もゆる
曜日
木曜日
時限
3時限
教室
33-807
授業シラバス
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授業概要

 移民や難民についての話題がしばしばニュースで取り上げられるなど、人の移動・移住は、現代世界において最も注目される社会現象のひとつと言えますが、難民の受け入れや移動する人々と受け入れる人々の摩擦など、社会的「問題」として捉えられる傾向にあります。しかし、人の移動・移住は現代に特有のことではなく、また、災害等によって移動・移住を余儀なくされる人は国内外で存在しています。こうしたことを背景に、本ゼミでは、移動・移住をキーワードとして私たちの暮らす日本を含む現代世界をとらえ直し、移動・移住がうつし出す文化や社会のありようと諸課題について、文献購読とフィールド調査から多角的・実証的に検討することを目指します。 春学期には、移動・移住に関する文化人類学および隣接分野の基礎研究を購読し、担当者に報告してもらった後、全員で討議を行います。そして、その過程で各自が研究テーマを絞り、学期後半には今後(ゼミ論文)の調査研究に向けた計画を立て、発表してもらう予定です。

授業計画

 第1回:オリエンテーション(ゼミの進め方について説明する)
 第2回:移動・移住の人類学とは(ゼミの趣旨説明)
 第3回~11回:文献の購読と報告、ディスカッション
 第12回~14回:研究計画の発表とディスカッション(3・4年生合同)
 第15回:まとめ