2009年度 論系シラバストップ
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「 志岐幸子 」
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- 2009年度 秋期
- 木曜日 3限
-

複合文化論系演習(パフォーミング・カルチャー論2(磨かれた技・表現行為の根源と感性))
- 担当教員
- : 志岐幸子||森利枝
- 授業タイプ
- : 演習II
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 感性||教育||文化||芸術||スポーツ
人間は、孤独ではありえても、孤立してはありえません。その人間が他者とかかわりを持つとすれば、表現者として、であるといえます。本演習においては、技を通じて社会的習慣として精神的・身体的に刻み込まれた型(form)を表現し、遂行する(<per)人間の相互的関係を感性という観点から考えていきます。そこには、単にルティーンの連鎖のみがあるのか、あるいは創造的な革新があるのか?こういった問いを前提とします。また文化圏の違いによる、メンタリティや表現行為の違いにも注目すべきでしょう。さらに今日の消費システムとその文化環境を度外視するわけにもいかないでしょう。具体的には、以下のとおり 2つの領域(文化的パフォーマンスと教育)に焦点が当てられます。
1) 21世紀は感性の時代と言われ、現在、様々な分野で感性へのアプローチがなされています。例えば、スポーツ界では、これまで科学的な分析や取り組みが数多くなされてきましたが、世界を舞台にパフォーマンスを磨き上げる現場では、科学の限界と共に、データで示しきれない感性の重要性が指摘されています。スポーツに限らず、文化全体において、感性は技の表現の根源となるものです。美や芸術性を感じさせるパフォーマンス、感動や一体感をもたらすパフォーマンス、人間の心身の健康や人間性の成長に貢献するパフォーマンス等を生む際にも、感性というものの関わりが考えられるでしょう。では、そのようなパフォーマンスを支える感性とはどのようなものでしょうか。本演習では、既存の学問領域の枠に囚われずに感性の観点から様々な文化的パフォーマンスを考察し、21世紀の社会における文化の役割、存在意義について検討します。また、感性を磨き、その力を発揮するためにどのようなことが有効なのか、受講者の積極的な提言を期待します。【志岐担当分】
2)授業の後半では,世上にその名を口にする者は多いけれども明確には定義しがたい「感性」について,教育や訓練を切り口にして考えることを試みます。中世ヨーロッパに大学が生まれてから今日まで,大学教育の基底をなすと目されるリベラル・アーツは自由人のための芸術ではなく自由人が身につけるべき知識と技術を意味していることを議論の拠り所とします。職業的表現行為に限らず,身なりや話し方などあらゆる種類の表現行為を対象に,それら表現行為の根幹をなす知識と技術そして発想の方法を伝達-獲得するメカニズムとしての教育や訓練の場で具体的に起きていることと行われていることを手がかりに,感性を磨くということがあり得るか,あり得るのならそれはどのようにして可能になるのかという命題への答えに近づくことを最大の目標とします。【森担当分】
授業は年間を通して演習方式で,テーマに沿って参加者の関心に基づいた発表と討議をもとに行います。
