比較文学ゼミ2(文学・芸術の再出発(ヨーロッパ文学・芸術の諸相))
授業基本情報
- 開講年度:2009年度 通年
- 科目名:比較文学ゼミ2(文学・芸術の再出発(ヨーロッパ文学・芸術の諸相))
- 副題:
- プログラム:比較文学
- 授業タイプ:ゼミ
- 担当教員:大久保進
- 曜日:木曜日
- 時限:6限
- 使用教室:戸山 31-301研究指導室
- 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
- Keywords:文学||芸術
授業概要
1949年アドルノが提出した「アウシュヴィッツの後で詩を書くことは野蛮である」というテーゼと向き合うことを強いられた戦後ドイツの詩人・作家は、このテーゼの意味を解き明かしながら、重大な自己点検・自己反省を迫られます。その成果の一例がギュンター・グラスの『ブリキの太鼓』であり、『犬の年』です。この関連でだけ考えるかぎり、これはドイツ語文学研究の領域の問題です。しかし、第二次世界大戦に参戦した諸国に目を向けて、同じ問題意識の枠組のなかで戦後文学・戦後芸術の再出発・新出発を考える時、私たちは否応なく比較文学研究の地平に立つことになります。このような再出発・新出発の契機としてさまざまな転換の時点を見出すことができます。それがどのようなものであれ、そこに見出される新旧の対決、否定と革新を大枠と定めて、ゼミ参加者は、各自の意向にしたがって具体的に問題を立て、それを解くことを試みること、これが本ゼミの授業の内容になります。
最終目標であるゼミ論の執筆・提出を前提とすれば、原理的に、3年次はその計画の準備期間、4年次はその実行期間と位置づけられますが、ここでは3年次の行程のみ示します:
春期:標記の枠題において取り扱われるべき、また取り扱われうるさまざまなテーマについて説明する導入部を経て、ゼミ参加者は各自、この枠題との関連において個別テーマを模索し仮確定する。その際、経過報告・質疑応答・討論は必須です。場合によっては、方法論への意識の強化が、さらに、図書館・資料館での資料探索、博物館・美術館での観察などについて、実習的場面での訓練も考慮されなければならないかもしれない。
秋期:ゼミ参加者は、仮確定したテーマについて、本文テクストや参考文献の繙読・資料収集などの必要な作業を夏休み中から進めながら、その蓄積を踏まえて報告・発表をおこない、そこでの意見や批判を参考に、さらに勉強を重ねて、その成果を年度末にレポートとして提出する。
授業シラバス
シラバスとはあくまでも授業計画ですから、授業の進行上修正や変更がありうることを先ずお断りしておきます。
春期
第1回オリエンテーション1
第2回導入的概論1
第3回導入的概論2
第4回学生のテーマ選択のための議論1
第5回学生のテーマ選択のための議論2
第6回オリエンテーション2
第7回学生A・Bの報告1
第8回学生C・Dの報告1
第9回学生E・Fの報告1
第10回学生G・Hの報告1
第11回学生A・Bの報告2
第12回学生C・Dの報告2
第13回学生E・Fの報告2
第14回学生G・Hの報告2
第15回まとめ1
秋期
第16回オリエンテーション3
第17回文献読解と議論1
第18回文献読解と議論2
第19回文献読解と議論3
第20回文献読解と議論4
第21回学生A・Bの発表1
第22回学生C・Dの発表1
第23回学生E・Fの発表1
第24回学生G・Hの発表1
第25回学生A・Bの発表2
第26回学生C・Dの発表2
第27回学生E・Fの発表2
第28回学生G・Hの発表2
第29回まとめ2
第30回まとめ3
