複合文化論系演習(前近代複合社会とエスニシティ)
授業基本情報
- 開講年度:2009年度 春期
- 科目名:複合文化論系演習(前近代複合社会とエスニシティ)
- 副題:
- プログラム:
- 授業タイプ:演習II
- 担当教員:柳澤明
- 曜日:月曜日
- 時限:4限
- 使用教室:戸山 31-204
- 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
- Keywords:エスニシティ||民族||文化||国民国家
授業概要
現代の世界では、国家(国民国家)とエスニシティとのずれがしばしば深刻な問題を引き起こしているが、こうした構図は、前近代にはそのままの形では当てはまらない。とりわけ、多様な民族集団を包摂する清朝のような前近代的帝国の場合、一様な文化と帰属意識をもつ「国民」を創り出そうとする指向がそもそも稀薄だったので、国家とエスニシティとの関係も、今日とは様相を異にしていた。とはいえ、このような前近代的複合社会においても、各民族集団の関係は決して静態的ではなく、異なる集団間の接触にともなう文化変容、さらには集団それ自体の更新・組み替えが常に進行していた。清朝時代の「八旗」をひとつの例として、そのダイナミズムを探っていく。
本年度は、八旗と民族の問題を扱った論文(日本語)を基本テキストとして読み進めながら、各受講者に関連するトピックスについて調べて報告してもらう。
授業シラバス
第1回:授業のねらいと進め方の説明
第2回:導入講義1:現代中国の民族政策とエスニシティ
第3回:導入講義2:清帝国の構造と民族─現代との比較
第4回:発表テーマの集約と日程調整、参考文献紹介
第5回:導入講義3:八旗制と民族
第6回:導入講義4:八旗の末裔をたずねて
第7回:学生発表と討論1:(テーマ例)エスニシティ論全般について
第8回:学生発表と討論2:(テーマ例)現代中国におけるエスニシティ
第9回:学生発表と討論3:(テーマ例)中国以外の多民族国家におけるエスニシティ
第10回:学生発表と討論4:(テーマ例)清帝国と諸民族
第11回:学生発表と討論5:(テーマ例)清以外の前近代帝国と諸民族
第12回:学生発表と討論6:(テーマ例)八旗制と民族
第13回:学生発表と討論7:(テーマ例)清代における諸民族の社会・文化変容
第14回:学生発表と討論8:自由テーマ
第15回:まとめ・総合討論
※発表テーマ、回数などは、受講者の人数や関心に応じて調整します。場合によってはグループ発表も考慮します。

