2009年度 秋期開講授業一覧
「 異文化接触 」
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- 2009年度 秋期
- 月曜日 2限
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複合文化論系演習(世界の音楽)
- 担当教員
- : 小沼純一
- 授業タイプ
- : 演習I
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 音楽
世界の音楽はあまりに多様です。
私たちが多少なりとも触れたことのあるのは、そのなかのごくごく一部にすぎません。
ここでは、履修者が「未知」の音楽に触れて、その音楽について、多少なりともほかの履修生にむけて解説ができることを目指します。
扱うのは、いわゆる「民族/民俗音楽」「世界音楽」と呼ばれるものを中心とし、19世紀末以降に世界に広まった「ポピュラー音楽」は、多少言及されることはありながらも、脇によけておくことになります。
- 2009年度 秋期
- 水曜日 3限
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民族音楽論
- 担当教員
- : 早稲田みな子
- 授業タイプ
- : 講義科目
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 音楽||民族
世界の諸民族の音楽・芸能を紹介し、音楽構造や理論の多様性、音楽と歴史・宗教・社会とのかかわり、音楽の意義・役割、音楽文化の流動性・可変性等につい て様々な観点から考察する。取り上げる地域は、アフリカ、アメリカ(アフリカ系アメリカ及びハワイ)、インドネシア、インド、イスラム圏、中国を予定して いる。具体例を通じて、音楽に関する既成概念や価値観を見直し、異文化・自文化に対する認識・態度について改めて考える機会を提供したい。
- 2009年度 秋期
- 月曜日 4限
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NPO・NGOと異文化コミュニケーション
- 担当教員
- : 生江明
- 授業タイプ
- : 講義科目
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : NPO||NGO||異文化
現代世界の中で民間開発協力団体、非営利団体の果たす役割は重要であり、大きな成果を上げているものもある。この運動を構成し、運営していくにあたってはいかなる要素が求められているのか。教員の経験をもとに、異文化コミュニケーション系の団体の活動と、その活動における困難性、また具体的な成果について、平和学やジェンダー論の視点を取り入れつつ講義を行う。これからの世界の平和を実現していくために行われるべき活動についての見通しを獲得することが講義の目標である。
民間の非営利公益団体であるNPO・NGOは、「公益」を追求し、支援する立場から、対象となる人々や社会のwell- beingを実現することを意志するものであり、決して破壊することを意志するものではない。しかし、その主観的善意は、相手の人々へのharmfulな行為でないことを保証するものでもなく、また時には、「無邪気な暴力」となる場合すらある。異文化コミュニケーションならぬ文化的帝国主義の可能性である。
この講義においては、講義と共に、受講生によるワークショップを行うことを通して、受講生自身の文化(自明性の体系)を捉えることを試みる予定である。それは自らの主体を明らかにすることを通して、他者とのコミュニケーションが果たされるからであり、そのプロセスが本講の理解を深めることを期待するからである。
事例として扱うのは、日本、中国、フィリピン、インドネシア、カンボジア、ラオス、タイ、バングラデシュ、パキスタン、スリランカなどアジア社会、そしてアフリカのケニアの事例である。
- 2009年度 秋期
- 金曜日 4限
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言語と文化
- 担当教員
- : 神岡理恵子
- 授業タイプ
- : 講義科目
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 文化||言語
この講義では、言葉と文化について、それらが誕生した背景にも触れながら、ある言葉や文化を別の国の言葉や文化にどのように「変換」することができるかに ついて考えます。近年「カワイイ」「萌え」といった日本の言葉や文化が世界の若者たちの間に広がったり、「もったいない」という日本語とその概念が世界で 注目されたりしています。このように日本で生まれた言葉や文化は、果たして世界の国々でどのくらい「正しく」理解されているのでしょうか。あるいは自国流 にアレンジして受容されているのかもしれません。日本発のものだけでなく、世界の言葉や文化をわたしたちがどのように受容してきたかについても取り上げま す。文学、演劇、映画などのテクストに触れながら、翻訳/通訳の問題についても考えていきます。
- 2009年度 秋期
- 月曜日 5限
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複合文化論系演習(国際紛争コンフリクト調停論)
- 担当教員
- : 生江明
- 授業タイプ
- : 演習I
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 国際紛争||民族
ポスト冷戦の現代世界において国際紛争あるいは民族対立は各地で多発・激化しており、これらのコンフリクトの調停が国際社会の急務となっている。この演習
は教員の体験を語ることから調停への視点と実際に関する展望を学生に与えることからはじめ、続いて学生による紛争地域の実態の調査、研究を進める指導を行
い、成果発表にまとめていく。その課程では学生同士のディスカッションやディベートを行い、最終的にはプレゼンテーションを具体的な政策提言に結びつける
ことを目標とする。
コンフリクトの調停は、反目し対立しあう両者の間に、それぞれが敵意や不信を抱く必要のない媒介・仲介役となる存在によって
行われることが多い。信頼と安心の崩壊する現場にいかなる存在が必要とされるのかを我々は理解する必要があり、その社会的信頼の崩壊の只中において思考す
ることがこの演習では求められている。その媒介役は個人である場合も、機関や組織である場合も、そして、掟という規範である場合もある。
ヒュー
マンとは、異質性を殺戮正当化の根拠とすることを拒む概念装置であることを学ぶことから、この演習はスタートする。それは、この演習の試み自体が、私たち
の世界の可能性、すなわち、世界は多様性ゆえの混迷と対立(コンフリクト)、そして破壊へと到るのか、それとも逆に、多様性ゆえの平和と豊穣さへと到るの
かを問うプロセスそのものであるが故である。
- 2009年度 秋期
- 水曜日 5限
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複合文化論系演習(近代文化の相互交流)
- 担当教員
- : 上野理恵
- 授業タイプ
- : 演習II
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 文化||モダニズム||ロシア
20世紀初頭の産業社会の成熟や大衆文化の形成は、各都市のモダニズムに新たな展開をもたらし、国際的なネットワークを築きました。
新しい時代
に相応しい芸術という考えは、それまでの芸術理念を解体しました。芸術に生産性や実用を求める動きは、工業的素材や複製技術の利用を促し、さらにデザイン
という新たな分野を確立しました。また作品に対する観者の一方的な関係の否定は、パフォーマンスという身体表現を生み、舞台芸術にも変革をもたしました。
このような現象はイタリアの未来主義、ロシアの未来主義や構成主義、ドイツのダダやバウハウス、そして日本の〈マヴォ〉や〈三科〉に共通するものです。舞
踊の世界に目を向けると、フランスではバレエ・リュスがピカソやコクトーをはじめさまざまな国籍の芸術家たちを引き入れてバレエを刷新し、ドイツやロシア
ではダンカンのモダン・ダンスやダルクローズのリトミックの受容からモダン・ダンスの新たな潮流が形成されました。
国境やジャンルを越えた芸術交流の活性化は、各都市のモダニズムを互いに刺激し、さらに新しい動きを産む原動力になったのです。この授業では20世紀初頭のモダニズムにおける相互交流や越境の問題を取り上げ、その社会的・思想的文脈や歴史的意義について考察します。
- 2009年度 通年
- 月曜日 6限
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異文化接触ゼミ2(現代の異文化コミュニケーション)
- 担当教員
- : 井桁貞義
- 授業タイプ
- : ゼミ
- 教室
- : 39-2619ロシア文学コース室
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 異文化コミュニケーション
「現代の異文化コミュニケーション」の領域において、学生ひとりひとりがそれぞれのテーマを立て、年間を通して考察を深めていきます。春期に2回、秋期に 2回のプレゼンテーションを行い、全員でそれについてのディスカッションを行います。ほかの人々の視点を知ることで視野を広げ、問題の深度を測り、レポー トを作成します。また予定では秋に留学生とともにフィールドワークを実施し、日本文化を知り、また諸外国の文化との差異と共通性を発見していきます。
- 2009年度 秋期
- 木曜日 6限
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複合文化論系演習(多文化社会論)
- 担当教員
- : 井桁貞義
- 授業タイプ
- : 演習I
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 異文化コミュニケーション||文化
人類の文化はそれぞれ固有の伝統を持ちながら、文学や音楽、美術、演劇など、多様なジャンルにおいて接触し、新たな作品を生み出してきました。文化や言 語、表現ジャンルの「境界」を超えて躍動していきます。この授業はそうした創造的な側面から異文化接触の意義を考えていきます。取り上げるのは、カナダや オーストラリアの多文化主義から入り、日本の現在と未来を考えていきます。授業はテーマに関するオリエンテーションから始まります。数回の講義の後、学生 からのテーマの提案も含めて、履修者は希望するテーマを選択して数人のグループを形成します。そしてテーマへのアプローチの方法をディスカッションした 後、個別の研究またインタビューを重ね、最終的にはグループとして総合し、研究発表に備えます。数回をグループ研究とします。その後は研究発表とします。 その方法はディベイト、シナリオによる展開、ニュースキャスター、インタビュー、プレゼンテーションなどのうちから選択します。テーマを任され、その期待 を満たす体験のなかで、グループでなければできない、広さと深さをもった大きな研究成果を獲得することをめざします。どこかの段階で多文化間コミュニケー ションが獲得されることをめざします。
- 2009年度 秋期
- 金曜日 6限
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複合文化論系演習(ルネサンスの異文化受容と文化創成)
- 担当教員
- : 宮城徳也
- 授業タイプ
- : 演習I
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 芸術||ルネサンス
絵画、彫刻、建築、映画、音楽、詩、思想に現れた「人文主義」(ヒューマニズム)について、中世、イタリア・ルネサンスから現代まで続くその影響を考察します。遠い日本の現代の日常にも「人文主義」は見られます。できるだけ多くの題材を取り上げていきたいと思っています。
イタリア・ルネサンスを支えた理念は「人文主義」(ヒューマニズム)と言われます。キリスト教中心の中世に、ギリシャ・ローマの人間中心の価値観が復活し
て、近代の芽生えであるルネサンスが花開いたとされ、実際にその通りである面は確かにあると思われます。しかし、現代に至るまでヨーロッパではキリスト教
中心の価値観が維持され、宗教改革を経て、プロテスタントのキリスト教も大きな力を持っていますが、ローマ・カトリックの影響力は決して小さくありませ
ん。さらに、イタリアのルネサンスを芸術方面から考察するとき、現代のベルギーなどがある北方のフランドル地方の影響が大きかったことに気づかされます。
そもそも中世初期のゲルマン的要素や、中期の南仏の影響も無視することはできません。ルネサンスにおけるギリシャ・ローマの影響(ヘレニズム)に関する知
識を整理して、なおかつそれ以外の要素を点検して、その上でルネサンスの現代における意義を考えたいと思います。
- 2009年度 通年
- 木曜日 6限
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異文化接触ゼミ1(文化変容論)
- 担当教員
- : 宮城徳也
- 授業タイプ
- : ゼミ
- 教室
- : 33-2-114教室
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 文化||芸術||ルネサンス
過去と現在に接触を持ち、それによって相互または一方的な影響を通じて変容した文化の有り方について、多様な興味のメンバーによる発表と討議を通じて、様 々な文化の変容について学んで行きたいと思います。担当教員の興味はヘレニズムとルネサンスにありますが、受講者の皆さんとともに、古今東西の文化、教 養、芸術について考えながら、それぞれが興味を持っている文化のあり方の接点を探り、その関係性を考察し、論じ合い、それらについてまとめて行こうと考え ています。「言語と文化」、「宗教と文化」、「絵画、彫刻、建築、音楽、映画、思想、文学に見られる文化の変容と影響」などをテーマとして授業を進めてい きます。
- 2009年度 秋期
- 水曜日 7限
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異文化接触と日本文化
- 担当教員
- : 上野理恵
- 授業タイプ
- : 講義科目
- 教室
- :
- 授業シラバス
- : [シラバスへのリンク]
- Keywords
- : 芸術||ロシア||アヴァンギャルド||文化
20世紀初頭にヨーロッパを席巻したアヴァンギャルド芸術運動の波に呑み込まれるように、日本でも1920年に〈未来派美術協会〉が発足し、以後、さまざ
まなグループがマニフェストを掲げて活動を繰り広げていきました。しかし、1925年にピークを迎えると同時に空中分解し、その後、プロレタリア美術運動
に吸収されていきます。短命に終った日本のアヴァンギャルド芸術運動ですが、そこで試みられたさまざまな実験は、戦後の日本美術の動向につながっていった
だけでなく、現代のアート・シーンを考える上でも重要な問題を提起しています。
この授業では日本のアヴァンギャルド芸術運動の諸相を、主にロシ
ア・アヴァンギャルドの受容という観点から見ていきます。1920年代の前半に相次いで来日したロシア・アヴァンギャルドの芸術家ブルリュークとブブノワ
は、日本のアヴァンギャルド芸術運動を先導する役割を果たしました。ロシア・アヴァンギャルドの提出した、無対象絵画への転換、パフォーマンスへの志向、
新しいメディア(工業的素材、複製技術)と表現、芸術の生産性と実用という問題は、日本でどのように受容され、独自の現象を生み出したのでしょうか。その
歴史的意味を考えます。
また20世紀初頭はロシアのバレエ・リュスやドイツの表現主義舞踊など、新しいダンス・ムーヴメントがつぎつぎに誕生す
る一方で、未来派やダダがパフォーマンスと呼ばれる身体表現を始めるなど、身体文化に新たな展開が見られた時代でした。授業ではこれらの動向と日本文化と
の関わりについても取り上げます。
