文化人類学1

授業基本情報

  • 開講年度:2010年度 春期
  • 科目名:文化人類学1
  • 副題:
  • プログラム:文化人類学
  • 授業タイプ:講義科目
  • 担当教員:山本まゆみ
  • 曜日:火曜日 
  • 時限:4限 
  • 使用教室:戸山 32-128
  • 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
  • Keywords:文化人類学||人類学

授業概要

 人類起源を希求することを機に、学問体系を確立した人類学は、現在では異文化理解のための学問として理解されていることが多い。草創期の博物学を端に発し体系化していった人類学は、その原型を周到するかのように、現在でもそのアプローチに博物学的要素を、「包括」的アプローチという形で「残留」している。
 本講義は、人類学の理論的系譜を学生に馴染みのある日本文化論を例になぞる一方、まんがや映画、ドキュメンタリーといった身近な素材を使いながら、専門用語を習得し、人類学の新たな知を蓄積、または既にある知を確固としたものにすることを目的としている。
学究では学際が進み異文化の専門家が増大し、ジャーナリストもドキュメンタリーとして他文化を紹介するようになった昨今、だれしもが人類学者のような語りができる時代になったと言える。このような時代、あえて人類学の方法論を習得し、人類学者の葛藤も理解することで、「他」社会、「他」文化をロマンティサイズすることもグロリファイすることもなく、また偏見に陥ることもなく理解することが可能になるとの期待をこめて、あえて人類学の基礎的アプローチも紹介してくことにする。

授業シラバス

第1回 オリエンテーション
第2回 「他者」を語る人類学
第3回 人類学のなかの日本文化論を通じて初期文化人類学の研究理解
バジルホール・チェンバレン∼ルース・ベネディクト
第4回 映画『羅生門』(黒澤明)
第5回 視点と文化について
第6回 社会の仕組み1.:狩猟採集社会
第7回 ドキュメンタリー『ヤノマモ』
第8回 社会の仕組み2:焼畑農業社会
第9回 親族体系図と親族体系 『サザエさん』、『のだめカンタービレ』を例に
第10回 教場試験
第11回 ゲストスピーカー
第12回 人類学の転換期1980年代:自己批判とテクストの問題
第13回 人類学と政治について
第14回 他学から請われる人類学的アプローチ
第15回 まとめ

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