神話の世界

授業基本情報

  • 開講年度:2010年度 春期
  • 科目名:神話の世界
  • 副題:ギリシア神話とその起原を知る
  • プログラム:比較文学
  • 授業タイプ:講義科目
  • 担当教員:兼利琢也
  • 曜日:水曜日 
  • 時限:4限 
  • 使用教室:戸山 38-AV
  • 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
  • Keywords:神話

授業概要

神話は,人類が太古の昔から普遍的に抱いてきた世界観の表明,物語の形で表された原初の哲学と言える.素朴なだけに喚起力に満ちた意味深いメッセージを与えてきている.春学期の講義では,西洋文化の重要な一部分を形成する古代ギリシアの神話を扱う.ギリシア神話でなじみふかい名前の神と幾人かの英雄をについて,その機能や祭儀や物語を解説する.あわせて,それに対する近現代の神話分析を紹介し,その意義の解明に関する様々なアプローチを解説する.
 西洋の神話にこれまであまり触れたことのない人を念頭に,古代異教の神々について,歴史的にも正しいイメージを得てもらうこと,加えて,神話学の歴史と方法について知ることを到達目標と考えている.

授業シラバス

[第1回] ギリシア神話とは何か:その形成と発展についての概説
[第2回] 神々の誕生:ゼウスの権力簒奪の物語:古代東地中海世界の神話の比較
[第3回] ゼウスとヘーラー主神の由来:神格の機能と歴史的背景
[第4回] アルテミス:無垢の自然:野生動物と少女犠牲
[第5回] アポローン:ギリシア的精神の象徴の背景と形成
[第6回] デーメーテール:文化としての農耕と再生の願望
[第7回] アプロディーテー:性愛と美,過剰性と遊戯の意義
[第8回] アドーニスの園:快楽の世界と労働の世界の構造分析
[第9回] プロメーテウスとパンドーラ:文化共同体の掟:農耕・結婚・宗教
[第10回] ディオニューソス:内なる自然のエクスタシーと暴力
[第11回] オイディプースの物語:ギリシア的人間
[第12回] メーデイアの神話圏:魔女と子殺しの母の由来
[第13回] ギリシア神話について再説:ミノア・ミュケーナイ宗教
[第14回] ギリシア神話について再説:神話学の歴史1
[第15回] ギリシア神話について再説:神話学の歴史2

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