複合文化論系演習(対照言語学研究)

授業基本情報

  • 開講年度:2010年度 春期
  • 科目名:複合文化論系演習(対照言語学研究)
  • 副題:
  • プログラム:言語文化
  • 授業タイプ:演習I
  • 担当教員:飯嶋一泰
  • 曜日:木曜日 
  • 時限:6限 
  • 使用教室:戸山 32-224
  • 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
  • Keywords:対照言語学||言語

授業概要

【授業概要】
対照言語学(contrastive linguistics)とは2つ以上の言語の音韻、文法、語彙などを比較して、それらの言語の特質を浮き彫りにすることを目指す学問です。比較するのだから比較言語学(comparative linguistics)と言っても良さそうなものですが、比較言語学は同系の(あるいは同系と想定される)言語の関係を究明しようとする別の学問領域の名称となっています。つまり、英語とドイツ語(ともにゲルマン祖語に発する)の比較言語学的研究は可能ですが、英語と日本語の比較言語学は成り立たちません(清水義範の短編「序文」に登場する日英同源論の先生であれば話は別ですが)。一方、対照言語学は同系であろうがなかろうが、あらゆる言語をその対象とすることが出来ます(これをさらに大風呂敷にしたのが言語類型論と言えなくもありません)。系統が異なる言語どうしの比較の方が、インパクトは大きいでしょう。ゲーテは「外国語を知らない人は、自らのことばについても何も分からない」と言ったそうですが、確かに日本語だけ見ていたのでは日本語の特質は認識できませんね。ただ、注意すべきなのは、たとえば日本語と英語(さらに2・3の西洋語)を比較して明らかになった日本語のある性質を、短絡的に日本語(だけ)の特殊性と見なしてはならないということです。それはあくまで英語等との対比における日本語の特徴にすぎません。単純な「日本vs外国(日本以外全部)」といった紋切り型発想は捨てましょう。
なお、最初の数回は私が基礎をレクチャーしますが、あとは皆さんの発表を軸に進めます。
【授業の到達目標及びテーマ】
対照言語学の基礎を身につけること。ステレオタイプから脱して、ことばや文化について考えること。

授業シラバス

[第 1回] 対照言語学とは
[第 2回]  音声・音韻の対照研究
[第 3回] 文法の対照研究(『星の王子さま』および『聖書』を用いて)
[第 4回] シンタクスの対照研究(〃)
[第 5回] 表現の対照研究(〃)
[第 6回] 語彙の対照研究
[第 7回] 学生A,Bによる発表
[第 8回] 学生C,Dによる発表
[第 9回] 学生E,Fによる発表
[第10回] 学生G,Hによる発表
[第11回] 学生I,Jによる発表
[第12回] 学生K,Lによる発表
[第13回] 学生M,Nによる発表
[第14回] 学生O,Pによる発表
[第15回] まとめ
*履修者数により変更の可能性があります。

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