比較文学ゼミ2(文学・芸術の再出発(ヨーロッパ文学・芸術の諸相))
授業基本情報
- 開講年度:2010年度 通年
- 科目名:比較文学ゼミ2(文学・芸術の再出発(ヨーロッパ文学・芸術の諸相))
- 副題:
- プログラム:比較文学
- 授業タイプ:ゼミ
- 担当教員:大久保進
- 曜日:木曜日
- 時限:6限
- 使用教室:戸山 31-301研究指導室
- 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
- Keywords:文学||芸術
授業概要
アドルノが提出した「アウシュヴィッツの後で詩を書くことは野蛮である」というテーゼと向き合うことを強いられた戦後ドイツの詩人・作家たちは、重大な自己点検・自己反省を迫られます。その成果の一例がギュンター・グラスの『ブリキの太鼓』であり、『犬の年』です。この関連でだけ考えるかぎり、これはドイツ語文学研究の領域の問題です。しかし、第二次大戦に参戦した諸国に目を向けて、同じ問題意識の枠組のなかで戦後文学・戦後芸術の再出発・新出発を考える時、私たちは否応なく比較文学研究の地平に立つことになります。このような再出発・新出発の契機としては他にもさまざまな転換の時点を見出すことができます。それがどのようなものであれ、そこに見出される新旧の対決、否定と革新を大枠と定めて、ゼミ参加者は、各自の意向にしたがって具体的に問題を立て、それを解くことを試みること、これが本ゼミの授業の内容になります。
最終目標であるゼミ論の完成を前提とすれば、原理的に、3年次はその計画の準備期間、4年次はその実行期間と位置づけられます。本ゼミは私が1年後には定年なので新3年次生を受け入れることができませんから、ここでは4年次の行程のみ示します:
春期:ゼミ参加者は各自の自己点検に資することを期して、3年次末レポートから発表し、その講評をもふくめて討論する。その後の進展も適宜報告し、場合によっては勉強の更なる展開・深化のために読書会などを計画する必要もあるだろう。
秋期:ゼミ参加者はこの自己点検をふまえて、各自夏休み中にゼミ論の実現可能な具体的計画を確定し、秋学期開始とともにそれを報告し討論に付する。そして2年間の勉強の成果としてのゼミ論の執筆に本格的に取り組む。この場合も適宜発表をおこない討論する。個別指導も授業に組み込み、場合によっては授業時間外に対応することも必要になるだろう。
授業シラバス
これはあくまでも授業「計画」ですから、授業の進行上、修正や変更がありうることを先ずお断りしておきます。
春期
第1回:オリエンテーション1
第2回:学生A・Bの発表1
第3回:学生C・Dの発表1
第4回:学生E・Fの発表1
第5回:学生G・Hの発表1
第6回:学生Iの発表1 1回目の発表の総括的議論1
第7回:1回目の発表の総括的議論2
第8回:1回目の発表の総括的議論3
第9回:学生A・Bの発表2
第10回学生C・Dの発表2
第11回学生E・Fの発表2
第12回学生G・Hの発表2
第13回学生Iの発表2 2回目の発表の総括的議論1
第14回:2回目の発表の総括的議論2
第15回:2回目の発表の総括的議論3 まとめ1
秋期
第16回:オリエンテーション2
第17回:オリエンテーション3
第18回:学生A・Bの発表3
第19回:学生C・Dの発表3
第20回:学生E・Fの発表3
第21回:学生G・Hの発表3
第22回:学生Iの発表3 3回目の発表の総括的議論1
第23回:3回目の発表の総括的議論2
第24回:学生A・Bの個別指導
第25回:学生C・Dの個別指導
第26回:学生E・Fの個別指導
第27回:学生G・Hの個別指導
第28回:学生Iの個別指導第
29回:ゼミ論の総括的議論1
第30回:ゼミ論の総括的議論2 まとめ2
「個別指導」に際しては、対象外の学生には別途課題を与えて対応します。
それとは別に、希望があれば、対象学生の承諾の下、その学生の「個別指導」に立ち会うことを認めることとします。
