複合文化論系演習(植民地主義と人類学)
授業基本情報
- 開講年度:2010年度 春期
- 科目名:複合文化論系演習(植民地主義と人類学)
- 副題:
- プログラム:文化人類学
- 授業タイプ:演習II
- 担当教員:寺崎秀一郎
- 曜日:金曜日
- 時限:5限
- 使用教室:戸山 36-582
- 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
- Keywords:人類学||植民地||オリエンタリズム
授業概要
人類学はその誕生以来、西欧列強に主導された植民地主義と浅からぬ縁があり、20世紀最大の負の遺産とも言うべき植民地支配とそれに続くポストコロニアリズム的状況の中で、内外からの批判にさらされることになった。また、かつて、人類学研究の主な対象とされた「未開社会」も変貌し、新たなフィールドの開拓とそのための理論を構築する必要に迫られてきた。たとえば、日本国内でもこうした問題について、多くの論攷、著作が世紀の変わり目を挟んで数多く著されている。本演習では植民地主義と人類学に関わる内外の文献の精読を通じて、人類学研究はどこに向かうのか、人類学研究とは何か、共に考えていくことにしたい。
授業シラバス
本演習では、最初にケーススタディとしてE.W.サイードの『オリエンタリズム』を手かがりに、映画やアニメの中に潜む「オリエンタリズム」の検出を試みる。その上で、より今日的問題として、エリザベス・ブルゴスの『私の名はリゴベルタ・メンチュウ―マヤ=キチェ族インディオ女性の記録』とDavid StollのRigoberta Menchu and the Story of All Poor Guatemalans、あるいは、Napoleon ChagnonのYanomamö:The Fierce PeopleとPatrick TierneyのDarkness in El Dorado等を題材として人類学研究の現在を問う。
授業は受講生各自が課題を発見し、それに関わる研究報告をおこない、参加者全員で討議をおこなうという形で進めていくが、積極的に自身の問題として取り組むことを期待している。
