複合文化論系演習(日本の美意識)

授業基本情報

  • 開講年度:2010年度 春期
  • 科目名:複合文化論系演習(日本の美意識)
  • 副題:日本文学における性愛と「美」
  • プログラム:感性文化
  • 授業タイプ:演習II
  • 担当教員:陣野英則
  • 曜日:金曜日 
  • 時限:6限 
  • 使用教室:戸山 32-323
  • 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
  • Keywords:美||美意識

授業概要

 この演習では、日本文学の中から性愛に関わる「美」のあらわれ方に注目してゆく。「美」と「美意識」のありようを探究する上で、文学作品ばかりでなく、「美」に関わる理念に相当するものも検討の対象としてゆきたい(それらは、当初から理念として確立していたわけではなく、むしろ後代になって理念扱いされたというべきものだが)。
 文学作品では、『伊勢物語』『源氏物語』といった平安時代文学、『伊勢物語』を典拠とする能作品『井筒』、さらに近代小説では谷崎潤一郎の『夢の浮橋』、川端康成『千羽鶴』などをとりあげる。また、「美」に関わる理念らしきものとしては、「もののあはれ」と「もののまぎれ」、及び中世の「幽玄」についてとりあげる予定である。受講者には、これらの中から一つを選択して発表に取り組んでもらう。詳細は第1回めのオリエンテーションで説明する。
 授業としては、古典文学そのものについての理解を深めることに主眼をおくのではなく、あくまでも遠い過去から現代にいたるまでの「美」と「美意識」のあり方、その変容のさまをとらえることをめざす。したがって、読みにくい古典作品に関しては、講義形式でなるべく要点を解説するようにしたい。

授業シラバス

第1回  オリエンテーション、「美」をあらわすさまざまな古語
第2回  平安時代文学における性愛
第3回  『伊勢物語』における「男」と「女」の色恋
第4回  『源氏物語』「賢木」巻の光源氏の場合
第5回  『源氏物語』「宇治十帖」の薫の場合――Course N@vi による授業
第6回  「もののあはれ」と「もののまぎれ」1〔以下、第14回まで担当者の発表〕
第7回  「もののあはれ」と「もののまぎれ」2
第8回  谷崎潤一郎『夢の浮橋』
第9回  『井筒』1
第10回  『井筒』2
第11回  「幽玄」について1
第12回  「幽玄」について2
第13回  川端康成『千羽鶴』1
第14回  川端康成『千羽鶴』2
第15回  理解度の確認

複合文化論系のイベント

【複合文化論系】小林茂先生 最終講義
イメージ画像
複合文化論系メール(複合文化論系生限定)
早稲田大学 文化構想学部 食の文化研究会公式サイト
このページのトップへ移動