2011年度 論系シラバストップ

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  • 2011年度 春期
  • 月曜日 1限
  • 文化人類学プログラム

環境と人間1(マクロな視点)

担当教員
: 西村正雄
授業タイプ
: 講義科目
教室
: 戸山 32-228
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 環境||資源||エコシステム||東南アジア

今日環境は、最も人々の注目するトピックの一つである。それは地球温暖化など、人人に危機意識に基づいて、関心が高まっているせいである。本授業では、文化人類学がもともと考えてきた環境と人々に生き方に注目し、マクロな視点(天候、大きな生態系など)がどのように人々の生き方と関連しているのか述べてゆく。具体的な地域として、東南アジアの地域を例にとり、上記の問題について考えてゆく。また授業の最後で、環境破壊の問題についても考察してゆく。

  • 2011年度 秋期
  • 月曜日 1限
  • 感性文化プログラム

美の制度

担当教員
: 小田部胤久
授業タイプ
: 講義科目
教室
: 36-382(AV教室2)
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 美||美学||制度||西洋

 プラトンから20世紀末にいたるまでの西洋美学史から重要なトピックを毎回1つずつ取り上げ、「芸術」の理念の変遷を明らかにする。
 美学とは美・芸術・感性という三つの主題を扱う複合的な学問であるので、本講義では主として芸術の理論に注目しつつも、必要に応じて感性の問題に触れることにする。
 美学の歴史を論じることをとおして私たちのよって立つ美学の今日を照らし出すことが、本講義の狙いである。

  • 2011年度 秋期
  • 火曜日 1限
  • 言語文化プログラム

ことばと社会

担当教員
: 田中ゆかり
授業タイプ
: 講義科目
教室
: 34-355
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: ことば||言葉||社会

 この講義では、近代以降の日本語社会における「方言」の位置づけの変遷について考えていきます。近年の「方言ブーム」からもうかがえるように、こんにちの日本語社会において、「方言」は情的価値の高い言語変種となっています。また、「方言」そのもののあり方も大きく変貌を遂げてきました。これらは、日本語社会におけるさまざまな変化と連動したものとして説明をすることができます。社会構造の変化、メディアの変化、それらにともなう社会を構成する人々の生活様式や、感じ方・受けとめ方の変化などです。
 なお、この授業は80%以上をオンデマンド授業とする予定です。各回の授業形態詳細については、対面で行なう第1回オリエンテーションで説明します。終盤の3回は、オンデマンド授業の中で、最終課題のレポートの作成に取り組みます。講義で扱ったトピックから受講者自身がもっとも関心をもったものを選択し、段階を経つつ最終課題としてのレポート作成をしていきます。

  • 2011年度 春期
  • 火曜日 2限
  • 比較文学プログラム

芸術論争の歴史

担当教員
: 樋笠勝士
授業タイプ
: 講義科目
教室
: 戸山 31-208
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 芸術思想||芸術論争||美学

 創作経験や鑑賞経験など、芸術経験の現場では、固有且つ多様な営為が支配しているであろう。しかし、その営為を客観的に眺め、更に経験の現場に生じる「作品」という客観的存在に注意を向けるとき、人間的理性は「芸術」という領域に対して様々な視点を通じて合理的な洞察を試みる。ここから「美学」の一領域を為す「芸術思想」が生まれる。この洞察の主体は芸術家であることも鑑賞者であることもあるが、歴史的には、人間一般を洞察する哲学的な知性であることがほとんどである。
 本講座では、哲学的知性が捉えた「芸術」という人間的文化現象について、或いは作者論、或いは鑑賞論、或いは作品論などの要素概念に基づいて、芸術思想史のうちに現れた論争を論じたいと思う。具体的には、古典期と近代と現代とに分けて、歴史的事情に応じた論争があることを示しつつ、古典期の論争が現代の論争にも反映していることを通じて、古典期の論争が原理的な論争となっていることを明らかにしたい。
 原則として哲学史的な知識がなくとも理解できるように術語の使用は避け、平易な説明によって、論争そのものの理解を目指す講義をする予定である。また具体的な作品紹介もその都度行い、同時に作品理解など芸術の特殊事情にも触れる機会をつくる予定である。

  • 2011年度 春期
  • 金曜日 2限

国民国家と文化

担当教員
: 寺崎秀一郎
授業タイプ
: 講義科目
教室
: 戸山 32-128
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 国民||国家||文化||ラテンアメリカ

 21世紀を生きる多くの人びとにとって「国民国家」は所与の存在であり、帰属すべきものとされている。しかし、長い人類の歴史を見れば「国民国家」がきわめて新しい枠組みであり、人類社会が築き上げてきた「文化」という枠組みと必ずしも一致しない、という事態も生じている。現在、世界各地で起きている民族紛争は、こうした矛盾に起因するとも考えられる。そこで、本講義においては、「国民国家」の中で「文化」がどのように変容し、あるいは、抵抗し、今の世界を形作ったのかを考える。そのため、本講義で取り扱う領域は、人類学はもとより、考古学、歴史学、場合によっては政治経済システムまで多岐にわたる。

  • 2011年度 春期
  • 金曜日 2限
  • 感性文化プログラム

複合文化論系演習(生活環境感性論1(衣食住の感性研究))

担当教員
: 坂牛卓
授業タイプ
: 演習I
教室
: 戸山 36-682
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 生活環境||感性||文化||建築

 身の回りの生活環境の中で建築は大きな部分を占めています。その建築とは「建築家」と呼ばれる職能が保持する技術と感性によって作られているかのように思われています。私自身が建築家としてこうした環境の設計をしています。しかし本当に設計者は自らの感性のおもむくままに設計をしているのでしょうか?いいえそんなことはありません。設計とは極めて工学的な技術と美的な感性に支えられているように見える行為でありながら、実はそれと同じくらい社会的文化的文脈の規制も受けています。つまり個人の感性と社会の枠組みとの葛藤の上に建築は生まれているのです。そうした実態を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

  • 2011年度 春期
  • 土曜日 2限
  • 文化人類学プログラム

文化人類学の最前線1

担当教員
: 西村正雄||他||加原奈穂子||山本まゆみ
授業タイプ
: 講義科目
教室
: 戸山 34-151
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 文化人類学

 文化人類学は、人間を総合的に扱う学問として知られる。文化人類学の発達の中で、従来研究の対象としてきたのが、いわゆる辺境と呼ばれる地域に存在する、比較的規模の小さい社会であった。
 しかし、世界システムが急速に拡大し、グローバリゼーションがいたるところで唱えられている今、文化の境界が極めて不明確となってきている。こうした状況の中で、2つの大きな傾向が見られる。一つは、文化人類学の終焉を唱えるグループであり、他は、文化人類学が過去自ら培ってきた知識と研究方法を、積極的に「現代の文化現象」の分析と解釈に応用してゆこうというグループである。
 本科目では、この後者に重点を置きながら、授業の目的を、文化人類学という学問が、今どのような状況に置かれているのか示し、それぞれの細分野における最新の研究成果を分かりやすく解説してゆき、その上で文化人類学が、私たち人間が考えてゆくべき方向性について、どのような問題提起を行なっているのか、それに対して自らどのような答えを導き出そうとしているのか、示すことを目的としている。
 授業では、現代世界を文化人類学がどのように見て、分析しているのか、どのような点に着目しなければならないのか、そしてもしそれの問題を分析してゆくとしたらどのようなアプローチがあるのか、理論と方法論に重点をおいて述べてゆく。

  • 2011年度 春期
  • 土曜日 2限
  • 比較文学プログラム

複合文化論系演習(国民文学から世界文学へ)

担当教員
: 宮城徳也
授業タイプ
: 演習I
教室
: 戸山 31-204
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 文学||異文化||受容||変容

 イタリアとスペインに見られる異文化との邂逅と、それによる新しい文化の生成に中心をおいて、「世界文学」の原動力であるヘレニズムとルネサンスを考察します。
 国民文学が世界文学になっていく過程を学ぶためには、その文化的背景を知る必要があります。個人的な文学活動がローカルな影響を持つようになり、それが「国民」の成立とともに、影響力の大きなものは「国民文学」としての地位を確立し、一定に限界を持つとは言え、それが国境を越えて広く影響力を持つ場合は、「世界文学」と認識されました。ダンテの『神曲』、シェイクスピアの演劇作品、セルバンテスの『ドン・キホーテ』、ゲーテの『ファウスト』、フランス、ロシア、アメリカの小説群などがこの例で、多くの欧米人はそう考えましたし、西欧の影響を受けた日本でもそのように考えられました。日本以外のアジアでどのように考えられたかは重要な問題ですが、ここでは今後の課題とします。国民国家が成立して、すでに相当の年月を経て要る現在、「国民文学」として評価されている作品はあまたあると思われますが、文化的価値観が多様な現代にあっては、「世界文学」は成立しにくいように思われます。ヨーロッパの諸都市の空港で村上春樹や吉本ばななの翻訳が平積みになっていても、これらを「世界文学」ということはできないでしょう。この授業では、過去に「世界文学」と意識された、ホメロス、ダンテ、シェイクスピアをヒントにして、それらが生み出された文化的、歴史的背景を考察します。古代ギリシア語のイオニア方言、中世イタリア語のトスカナ方言、ごく初期の近現代英語で原作をすべて読むことが私たちに日本人には不可能である以上、考察の焦点は、その言語芸術としての文学的価値よりも、文化的背景にならざるを得ません。

  • 2011年度 秋期
  • 月曜日 2限
  • 文化人類学プログラム

環境と人間2(ミクロな視点)

担当教員
: 三浦恵子
授業タイプ
: 講義科目
教室
: 32-325
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 環境||人間||東南アジア

 本講義は、環境と人間社会の相関関係を、主に東南アジア社会の事例を取り上げて、人類学的観点から総合的に学んでいく。まず、東南アジア地域の異なる環境で生活するさまざまな人々の暮らしについて紹介する。次に、第2回から第5回までは、それぞれの異なった環境における民族社会の環境順応と生存戦略について考察する。第6回から第8回までと第12回は、環境が人間社会へ及ぼす現象や実践面での影響について考察する。第9回から第11回までと第13回から第15回までは、人間の活動や政策が環境に与える影響と、環境変化が人間社会に投げかけるさまざまな問題について歴史的観点を踏まえて考察する。第12回は、東南アジアにおける環境と食文化について各グループがそれぞれ1つの社会の例を挙げて発表する。

  • 2011年度 秋期
  • 月曜日 2限
  • 異文化接触プログラム

複合文化論系演習(世界の音楽)

担当教員
: 小沼純一
授業タイプ
: 演習I
教室
: 31-204
授業シラバス
: [シラバスへのリンク]
Keywords
: 複合文化論系演習||音楽

 世界にはさまざまな音楽があり、自ら興味をもって探せばその多様性に気づくこともできますが、受動的でいるかぎりは、商業主義的なものばかりが耳にはいってくるのが、現在の環境といえるでしょう。
 ここでは、多様な音楽のごく一部を紹介したあとで、地域やテーマを設定し、学生の皆さんがグループに分かれて、音楽を探ってゆく、という演習をしたいと考えています。

複合文化論系のイベント

【講演会】織物の源流 ―フィールドワークと創作の現場から―
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