翻訳とその諸問題

授業基本情報

  • 開講年度:2011年度 秋期
  • 科目名:翻訳とその諸問題
  • 副題:十八世紀末の英独間の翻訳交流
  • プログラム:比較文学
  • 授業タイプ:講義科目
  • 担当教員: 亀井伸治
  • 曜日:土曜日 
  • 時限:4限 
  • 使用教室:36-682
  • 早稲田大学シラバス:[シラバスへのリンク]
  • Keywords:翻訳||ゴシック||小説

授業概要

 十八世紀末のヨーロッパでは、活版印刷の技術的改良と識字率の上昇による読者層の拡大によって、出版される書物の数が以前に比べ飛躍的に増加しました。それは、文学の大量消費時代の幕開けでもありました。自国の作品による供給だけでは読書の需要に追いつかなくなった各国は、目新しい趣向の作品を他国に物色し、次々と自国語に翻訳・翻案し紹介しました。そうしてこの動きは、互いの国の文学の性質に多大な影響を与え合うことになります。
 この授業では、当時の人気文学ジャンルであるゴシック小説を中心に、特に娯楽作品の翻訳をめぐる英国とドイツの間の交流を採り上げ、上記の様相を眺めてみたいと考えています。

授業シラバス

[第 1回] はじめに
[第 2回] 十八世紀末の英国の文学
[第 3回] 十八世紀末のドイツの文学
[第 4回] ゴシック小説と恐怖小説
[第 5回] 英国のゴシック小説のドイツ語への翻訳概観
[第 6回] フリードリヒ・シラー『群盗』の英訳
[第 7回] フリードリヒ・シラー『招霊妖術師』の英訳
[第 8回] ホレス・ウォルポール『オトラントの城』のドイツ語訳
[第 9回] フリードリヒ・カーレルト『降霊術師』の英訳
[第10回] ドイツと英国のロマン主義 1
[第11回] ドイツと英国のロマン主義 2
[第12回] ウォルター・スコットの歴史小説のドイツへの影響
[第13回] その他の娯楽小説ジャンルについて
[第14回] エドガー・アラン・ポオとドイツ文学
[第15回] まとめと補足(『オトラントの城』の和訳比較など)
(各回の授業の内容や順番は、場合によって変わることがあります)

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