複合文化論系演習(時代の刻印)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(時代の刻印)
- 副題
- 冒険物語とその時代
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 宮城徳也
- 曜日
- 木曜日
- 時限
- 3時限
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
ここで言う「冒険物語」(AdventureStory)とは,主人公が,偶然,もしくは必然によって,あるいは自ら求めて,日常性を離れた場所で苦難を味わい,それを運と努力と才覚によって克服し,帰るべき場所に帰り,もしくは達成すべき目的を達成する物語のことであり,古代から「ギルガメシュ叙事詩」,ホメロスの『オデュッセイア』などが知られる.これらの影響により,ヘレニズム時代,ローマ時代,中世,ルネサンス期,近現代に多くの,「冒険物語」もしくは,その関連作品が創作された.代表的なものにダニエル・デフォーの『ロビンソン・クルーソーの生涯と冒険(1719年)』がある.『オデュッセイア』と『ロビンソン・クルーソー』には共通点も多く,後者は前者の何らかの影響を間違いなく受けているが,2500年の時代差がある以上,その意味するところや,読後感は自ずから異なる.個々の作家の資質,個性が異なることは言うまでもないが,それらが創作された時代背景が大きな意味を持っていると思われる.『オデュッセイア』と『ロビンソン・クルーソー』という代表的な「冒険物語」を中心に,幾つかの文学作品を取り上げ,その背景となる文化,思想,価値観がどのように影響したかを考えていく.
授業計画
第1回
「冒険物語」とは
第2回
『ロビンソン・クルーソー』と『ガリヴァー旅行記』:世界の拡大とヨローッパ的価値観
第3回
「ユートピア思想」と「ピカレスク小説」:「新世界」と「どこにも無い場所」
第4回
「寓話」,「童話」,「譬え話」:イソップ,グリム,聖書
第5回
ジュール・ヴェルヌの「冒険物語」:「科学」の発達と「帝国主義」
第6回
『オデュッセイア』と「ギルガメシュ叙事詩」:神話,民話,英雄伝説
第7回
研究発表
第8回
研究発表
第9回
研究発表
第10回
研究発表
第11回
研究発表
第12回
研究発表
第13回
研究発表
第14回
研究発表
第15回
研究発表
「冒険物語」とは
第2回
『ロビンソン・クルーソー』と『ガリヴァー旅行記』:世界の拡大とヨローッパ的価値観
第3回
「ユートピア思想」と「ピカレスク小説」:「新世界」と「どこにも無い場所」
第4回
「寓話」,「童話」,「譬え話」:イソップ,グリム,聖書
第5回
ジュール・ヴェルヌの「冒険物語」:「科学」の発達と「帝国主義」
第6回
『オデュッセイア』と「ギルガメシュ叙事詩」:神話,民話,英雄伝説
第7回
研究発表
第8回
研究発表
第9回
研究発表
第10回
研究発表
第11回
研究発表
第12回
研究発表
第13回
研究発表
第14回
研究発表
第15回
研究発表