複合文化論系演習(日本地域言語研究1)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(日本地域言語研究1)
副題
現代日本の地域言語
授業タイプ
演習
担当教員
上野和昭
曜日
火曜日
時限
5時限
教室
32-224
授業シラバス
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授業概要

 現代日本語(共通語と地域言語)のいろいろな面を取りあげて検討する。春学期に扱うテーマは、現代日本の地域言語である。教材は、方言・地域言語に関する論文をプリントして用いる。受講生は班ごとに論文1編を分担して、その内容を解説する。さらにその論文を批判的に批評し、発展的な研究の方向を提案できるようにする。このような取り組みによって、現代日本の地域言語について理解を深めたい。 なお、一部をオンデマンドで行う。

授業計画

第1回 日本地域言語研究1「現代日本の地域言語」の構想
授業の進め方、班分けやそれぞれの分担について決定する。
第2回 地域言語研究の実例
オンデマンド授業「三浦半島言語調査2005」
第3回 発表内容の検討
それぞれのテーマについて検討する前に、発表や検討のしかたについて、それぞれの班ごとに検討する。
第4回 第1論文について(1)
第1班の発表と討論  課題論文「越中五箇山郷における待遇表現の実態」(真田信治1973)についての解説
第5回 第1論文について(2)
第1班の発表と討論  課題論文「越中五箇山郷における待遇表現の実態」(真田信治1973)についての検討
第6回 第2論文について(1)
第2班の発表と討論 課題論文 「「来る」の方言用法と待遇行動」(陣内正敬1991)についての解説
第7回 第2論文について(2)
第2班の発表と討論  課題論文 「「来る」の方言用法と待遇行動」(陣内正敬1991)についての検討
第8回 第3論文について(1)
第3班の発表と討論  課題論文「周圏分布の東西差―方向を表す「サ」の類について」(小林隆1997)についての解説
第9回 第3論文について(2)
第3班の発表と討論  課題論文「周圏分布の東西差―方向を表す「サ」の類について」(小林隆1997)についての検討
第10回 第4論文について(1)
第4班の発表と討論  課題論文「ガ行子音の分布と歴史」(井上史雄1971)についての解説
第11回 第4論文について(2)
第4班の発表と討論  課題論文「ガ行子音の分布と歴史」(井上史雄1971)についての検討
第12回 第5論文について(1)
第5班の発表と討論  課題論文「東京方言の談話展開の方法」(久木田恵1990)についての解説
第13回 第5論文について(2)
第5班の発表と討論  課題論文「東京方言の談話展開の方法」(久木田恵1990)についての検討
第14回 確認
各班の発表内容をふりかえって検討する。
第15回 まとめと理解度のチェック
内容のまとめと教場レポート