感性文化ゼミ(メディア・コミュニケーション論)(春学期)

基本情報

科目名
感性文化ゼミ(メディア・コミュニケーション論)(春学期)
副題
グローバリゼーションとメディア・AI(人工知能)
プログラム
感性文化
授業タイプ
ゼミ
担当教員
高橋利枝
曜日
金曜日
時限
5時限
教室
31-208
授業シラバス
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授業概要

 私たちはこれまで経験したことがないような変動する世界に生きています。加速するグローバル化とデジタル化、AI(人工知能)化によって、日常生活はチャンスとリスクに満ちています。このゼミでは、このような時代を生きるゼミ生のために、①グローバル化、デジタル化、AI化された社会におけるチャンスとリスクについて理解を深めるとともに、②コミュニケーション能力を身に付けることを目標としています。

 現代社会においてメディア(ソーシャルメディアやAIを含む)は、ビジネス、政治、経済、教育、医療、スポーツなど至る所に入り込んでいます。スマートフォンやインターネットは私たちの日常生活において様々な人や文化を結びつけ、グローバル化を推し進めています。このゼミでは共同プロジェクトを通じて、現代のグローバル社会において、科学コミュニケーション技術の発展によってもたらされる、新たなチャンスとリスクについて明らかにしていきます。

 今年度は、人を幸せにするAI社会を創造するために、「若者とAI/ロボット」に関するプロジェクトを行います。具体的には、AIやロボット工学の研究者と「AI/ロボットのエンゲージメント」に関する調査や、ハーバード大学、ケンブリッジ大学、スタンフォード大学などと「若者とAI」や「仕事の未来」に関する国際比較調査など、国内外の研究者と多様なプロジェクトを行う予定です。

 授業ではまず、グローバル化された現代社会を理解するためにグローバリゼーションに関する文献、またデジタル化やAI化を理解するためにメディア・コミュニケーションやAIに関する主要な文献の講読やリサーチを行います。そしてゼミ生各々の関心分野によってグループにわかれ、プレゼンテーションを行います。この時、ゼミ生全員は積極的にディスカッションに参加することが期待されます。グループワークによって基礎的な知識を習得し共有すると同時に、スマートフォンやソーシャルメディア、AIやロボットの利用に関するインタビュー調査やビデオ製作、メディアやIT関係者とのディスカッション、企業とのコラボレーションや他大学との合同ゼミなど様々な実践的な活動も行なっていきたいと考えています。

 このように本ゼミでは理論的かつ実践的にグローバル社会におけるメディアやAIの社会・文化的役割について理解し、グループワークやプレゼンテーションを通じて各々のコミュニケーション能力に磨きをかけることを目標としています。

 3年生はグループワークによる共同プロジェクトを行います。前期は文献講読やリサーチ、ビデオ製作などによって基礎的な知識の習得を目標とします。後期はフィールドワークなどの結果をゼミ生全員で一つの報告書にまとめていきます。共同プロジェクトに参加して知識や方法論を共有しながら、自分の関心にあったテーマを見つけ、来年度のゼミ論に備えましょう。4年生は、3年生との様々なゼミ活動や共同プロジェクトに参加しながら、それぞれが立ち上げた個人プロジェクトを積極的かつ自立した姿勢で遂行し、ゼミ論を完成させていきましょう。

授業計画

第1回 オリエンテーション(プロジェクトの目的と概要)
第2回以降 グループワークによりプロジェクトを遂行していきます。