複合文化論系演習(芸術思潮の越境)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(芸術思潮の越境)
- 副題
- 展覧会から見る芸術作品の越境
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 和田佐知子
- 曜日
- 月曜日
- 時限
- 2時限
- 教室
- 未定(対面)
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
古今東西無数の芸術作品を私たちはインターネットを介して気軽に観ることができます。しかしそれでもなお、人々は作品と(ヴィデオアートであったとしても)「生」で接するため展覧会に足を運びます。明治時代に日本に博物館が生まれ100年以上が経ち、今では数えきれないほどの展覧会が開催されています。考えてみれば、展覧会とは私たちが足を運ぶと同時に、芸術作品が収蔵されている博物館・美術館等の居場所から運び出される、すなわち越境することで成立します。本講義では、芸術思潮を越境する「場」として展覧会を考察します。また、制作された時空を超えて現代の鑑賞者に受け入れられるためには、作品についてよく知ることが不可欠で、その手掛かりのひとつが美術史といえるでしょう。作品が移動し、鑑賞者の眼に触れられるまでには実に様々な業界が介在しますが、美術史の知識なくしては十分に運用することはできません。本講義では展覧会をスタディケースに、美術史という学問を実際に活用しながら、物体としての芸術作品が現実社会の多様な領域と結びつく様子を考察します。基本的には実技を主体とした講義ですが、前半は基礎的な美術史の方法論を学び、それらが展覧会の場でどのように活用されるのか考察し、後半は複数グループに分かれて討議や実技を行います。
授業計画
第1回:オリエンテーション
本講義の目的と概要について説明します。
第2回
作品を知る―コンディションレポートの作成(美術史の基礎知識Ⅰ)
第3回
作品を語る―ディスクリプション(美術史の基礎知識Ⅱ)
第4回
作品を語る―ディスクリプション(美術史の基礎知識Ⅱ)
第5回
額縁は絵画を規定するか(美術史の基礎知識Ⅲ)
第6回
画材について(美術史の基礎知識Ⅳ)
第7回
芸術作品を扱う場所
第8回
作品を動かす―輸送・梱包について
第9回
作品を周知する―広報について
第10回
作品を総覧する―カタログについて
第11回
作品を飾る―展覧会をつくる
第12回
作品を飾る―展覧会をつくる
第13回
作品を飾る―展覧会をつくる
第14回
作品を飾る―展覧会をつくる
第15回
全体のまとめ
本講義の目的と概要について説明します。
第2回
作品を知る―コンディションレポートの作成(美術史の基礎知識Ⅰ)
第3回
作品を語る―ディスクリプション(美術史の基礎知識Ⅱ)
第4回
作品を語る―ディスクリプション(美術史の基礎知識Ⅱ)
第5回
額縁は絵画を規定するか(美術史の基礎知識Ⅲ)
第6回
画材について(美術史の基礎知識Ⅳ)
第7回
芸術作品を扱う場所
第8回
作品を動かす―輸送・梱包について
第9回
作品を周知する―広報について
第10回
作品を総覧する―カタログについて
第11回
作品を飾る―展覧会をつくる
第12回
作品を飾る―展覧会をつくる
第13回
作品を飾る―展覧会をつくる
第14回
作品を飾る―展覧会をつくる
第15回
全体のまとめ