複合文化論系演習(現代哲学の諸相)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(現代哲学の諸相)
副題
トマス・ネーゲル『哲学ってどんなこと?――とても短い哲学入門』を読む。
授業タイプ
演習
担当教員
辻内宣博
曜日
火曜日
時限
2時限
教室
未定(対面)
授業シラバス
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授業概要

現代の英米圏の哲学において、
心の哲学はもとより、他者論や認識論、倫理学や社会哲学など、
多方面で注目を集める哲学者の一人であるトマス・ネーゲルが著わした哲学の入門書を読みながら、
さまざまな哲学的なトピックにおける主要な論点をめぐって考察を加えていく。

なお、このネーゲルの『哲学入門』には、
哲学者の名前がまったく出てこず、
哲学的な諸問題をまさに問題として紹介するものであるため、
特段の前提知識は必要としない。

そして、授業の進め方としては、
基本的には、英語の原文を読んでいき、
その内容について議論するというスタイルであるが、
適宜、日本語訳も参照していく。

授業計画

【第1回】イントロダクション
【第2回】~【第15回】Thomas Nagel. (1987) What does it all mean? a very short introduction, Oxford University Press. を「第2章」から読み進めていく。

※ なお、このテクストの目次は、次のとおりである。

第1章 イントロダクション(Introduction)
第2章 どのようにしてわれわれは何かを知るのか?(How Do We Know Anything?)
第3章 他人の心(Other Mind)
第4章 心身問題(The Mind-Body Problem)
第5章 言葉の意味(The Meaning of Words)
第6章 自由意志(Free Will)
第7章 正と不正(Right and Wrong)
第8章 正義(Justice)
第9章 死(Death)
第10章 人生の意味(The Meaning of Life)