芸術と社会

基本情報

科目名
芸術と社会
副題
都市と美術
授業タイプ
講義科目
担当教員
坂上桂子
曜日
火曜日
時限
3時限
教室
未定(リアルタイム配信)
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

美術と社会の接点を、都市を切り口に見ていきます。都市は私たちの暮らしにおける基本であり、私たちが豊かな生活を送るための最重要基盤であるにもかかわらず、案外、無頓着に過ごしている人も多いでしょう。ここでは、都市環境をより良いものにするためのものとして、アートはどのような役割を担っているのか、あるいは担いえるのかを考えていきます。とくに、パリ、そしてにニューヨークについて詳しく見ていきます。そこでは、都市が形成された歴史的な背景、都市計画、土木、建築など都市の概観を、すなわち都市の「かたち」である特徴をまずは捉えた上で、都市を代表する美術館やコレクション、その他の芸術的空間、パブリックアート、アートプロジェクトなどについて、美術の内容にまで立ち入って見出していきます。また、都市を豊かにしている芸術的、美的要素についても考察していきます。最終的には、これらの都市の状況を把握し、現在の東京について認識することでその未来の可能性について考えてみます。

授業計画

第1回 オリエンテーション
本講義の概要について説明します。
第2回 パリ1
パリの歴史軸をとりあげ、街を概観します。
第3回 パリ2
オスマンによるパリの都市計画と都市の概要についてみます。
第4回 パリ3
パリの新しいライフスタイルについてみていきます。
第5回 パリ4
パリを代表するルーヴル美術館の成立とコレクションについてみていきます。
第6回 パリ5
ルーヴル美術館のコレクション、およびそのそほかの国立美術館についてみます。
第7回 パリ6
万国博覧会とオルセー美術館の成立やコレクションについてみます。
第8回 パリ7
モンマルトル、ポンピドゥーセンター、デファンス地区などについてみます。
第9回 ニューヨーク1
都市としてのニューヨークがどのようなものか概観します。
第10回 ニューヨーク2
メトロポリタン美術館の成立とコレクションを中心にみます。
第11回 ニューヨーク3
MOMAの建築とそのコレクションを中心にみていきます。
第12回 ニューヨーク4
ホイットニー美術館、ハイライン、ハドソンヤード、パブリックアート、都市景観と保存、再開発などについて考えます。
第13回 東京1
東京という都市環境について概観します。
第14回 東京2
東京の美術館ついて概観します。
第15回 ソウル・まとめ
アジアの代表としてソウルについて見ていきます。全体を振り返りまとめます。