早稲田大学 文化構想学部 複合文化論系

　このゼミは、おもに日本のことばと文学を中心にとりあげるが、日本の美、日本文化の特質などについても考える。
　考察の対象は、前近代から近現代にかけてのことば、文学、藝能、藝術、思想などはもとより、近年のサブカルチャーなどにまでわたることがありうるし、アプローチのしかたも多岐にわたってよいのだが、特に次の(1)～(3)の点を重視しながら、各人の研究テーマを明確なものにしてゆく。
　(1) 前近代のことば、文学、文化に留意する。
　(2) 近代以降において、西欧のことば、観念などとの接触がもたらしたものを意識する。
　(3) 日本のことば、文学、文化が海外でどのようにみられ、また受容されているのかをとらえる。
　秋学期は、特に(2)と(3)を重視して関係する文献をとりあげ、3年生に発表してもらう。また、4年生についてはゼミ論の中間発表と草稿(一部)の提出が課される。

以下に示すのは、あくまでも暫定的な計画であり、ゼミ生各人が関心を寄せる分野、領域などを確認しながら、とりあげる文献、課題などを決め、授業内容を編成することとする。
第1回　オリエンテーション
第2～6回　【4年】 ゼミ論中間発表(1)～(5)
第7回　【3年】 文献Aに関する発表、【4年】 ゼミ論指導(1)
第8回　【3年】 文献Bに関する発表、【4年】 ゼミ論指導(2)
第9回　【3年】 文献Cに関する発表、【4年】 ゼミ論指導(3)
第10回　【3年】 文献Dに関する発表、【4年】 ゼミ論指導(4)
第11回　【3年】 文献Eに関する発表、
第12回　【3年】 文献Fに関する発表
第13回～15回　【4年】 ゼミ論の報告と合評(1)～(3)