複合文化論系演習(日本地域言語研究2)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(日本地域言語研究2)
副題
現代日本の社会言語
授業タイプ
演習
担当教員
上野和昭
曜日
火曜日
時限
5時限
教室
未定(対面)
授業シラバス
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授業概要

現代日本語(共通語と地域言語)のいろいろな面を取りあげて検討する。秋学期に扱うテーマは、現代日本の社会言語である。教材は、社会言語を扱った論文を5篇プリントして用いる。受講生は班ごとに論文1編を分担して、その内容を解説する。さらにその論文を批判的に論評し、発展的な研究の方向を提案できるようにしたい。このような取り組みによって、現代日本の社会言語について理解を深めたい。 なお、一部をオンデマンド授業として行う。

授業計画

第1回 日本地域言語研究2「現代日本の社会言語」の構想
授業の進め方、班分けやそれぞれの分担について決定する。
第2回 社会言語研究の例題
それぞれのテーマについて検討する前に、発表や検討のしかたについて例題をあげて提示する。
第3回 第1論文について(1)
第1班の発表と討論  課題論文「移住者二世の言語――特に無アクセント地域の場合」(平山輝男1978)についての解説
第4回 第1論文について(2)
第1班の発表と討論  課題論文「移住者二世の言語――特に無アクセント地域の場合」(平山輝男1978)についての検討
第5回 第2論文について(1)
第2班の発表と討論  課題論文「言語形成に及ぼすテレビおよび都市の言語の影響」(馬瀬良雄1981)についての解説
第6回 第2論文について(2)
第2班の発表と討論  課題論文「言語形成に及ぼすテレビおよび都市の言語の影響」(馬瀬良雄1981)についての検討
第7回 第3論文について(1)
第3班の発表と討論  課題論文「福井市武生市における方言の共通語化――場面差をめぐって」(佐藤茂ほか1980)についての解説
第8回 第3論文について(2)
第3班の発表と討論  課題論文「福井市武生市における方言の共通語化――場面差をめぐって」(佐藤茂ほか1980)についての検討
第9回 第4論文について(1)
第4班の発表と討論  課題論文「岡山市における話し言葉の男女差」(吉岡喜光2017)についての解説
第10回 第4論文について(2)
第4班の発表と討論  課題論文「岡山市における話し言葉の男女差」(吉岡喜光2017)についての検討
第11回 第5論文について(1)
第5班の発表と討論  課題論文「過剰敬語の規範性と印象について――大学生への意識調査から」(河・金井2017)についての解説
第12回 第5論文について(2)
第5班の発表と討論  課題論文「過剰敬語の規範性と印象について――大学生への意識調査から」(河・金井2017)についての検討
第13回 確認
それぞれの発表で取り上げた論文の内容を確認する。
第14回 補充授業
オンデマンド「伊豆松崎方言の音韻と文法」
第15回 まとめと理解度のチェック
内容のまとめと教場レポート