感性の哲学

基本情報

科目名
感性の哲学
授業タイプ
講義科目
担当教員
原塁
曜日
木曜日
時限
5時限
教室
未定(対面)
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

「音楽とはなにか」と尋ねられたとき、皆さんならば、どのように答えるでしょうか。このシンプルな問いに答えることは、それほど容易なことではありません。西洋音楽の長い歴史のなかでも、人々が「音楽」と考えるもの、それに求める役割は、その時々の世界観(「哲学」)に応じて、様々に移り変わってきたのです。
 この講義では、古代ギリシャから現代まで、それぞれの時代の文化・社会の価値観のなかで、音楽やそれをめぐる感性的経験がどのように捉えられてきたのかについて、理解を深めます。

授業計画

1:
第1回:オリエンテーション(本講義の目的と概要)

2:
第2回:古代ギリシャ――天球の音楽

3:
第3回:中世――キリスト教と音楽

4:
第4回:ルネサンス――ヒューマニズムの時代

5:
第5回:バロック①――オペラの誕生

6:
第6回:バロック②――情念論

7:
第7回:ロマン派①――「芸術」としての音楽

8:
第8回:ロマン派②――「革命」としての音楽

9:
第9回:20世紀音楽①――12技法とトータル・セリアリズム

10:
第10回:20世紀音楽②――電子音楽とミュジック・コンクレート

11:
第11回:20世紀音楽③――「偶然性」と「不確定性」の音楽

12:
第12回:20世紀音楽④――ミニマル・ミュージック

13:
第13回:20世紀音楽⑤――ハプニングとイヴェント

14:
第14回:20世紀音楽⑥――アンビエント・ミュージック

15:
第15回:まとめ