複合文化論系演習(世界の造形芸術)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(世界の造形芸術)
- 副題
- 現代社会とアート
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 坂上桂子
- 曜日
- 月曜日
- 時限
- 4時限
- 教室
- 32-323(対面)
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
インスタグラムの流行に見られるように、現代社会において「造形」は、文字とは異なる表現手段として、時には文字以上に大きな力となって私たちにさまざまなことを訴えかけてきます。そもそも「造形」は古代のラスコーやアルタミラの洞窟壁画に見出せるように、人々が表現手段としてもっとも古くから創造してきたものです。この授業では、世界各地で生み出されてきた多様な造形を対象に、文字ではなく形として表現されたものが、いかに、何を表現してきたかを幅広く考え、造形の持つ力や可能性について考察していきます。対象となるのは絵画や彫刻といった美術館に所蔵されるような美術作品はもとより、ファッションやインテリア、工芸など日常生活とより密接したもの、建築や都市といった空間的な広がりを持つもの、あるいは、写真やインスタグラム、ウエッブなどITの発達により現代社会において欠かすことのできなくなった表現によるものまで、各メディアで表現されたあらゆる「造形」を含みます。現代社会において造形芸術は、環境問題、#MeToo 運動やBlack Lives Matterなど政治的・社会的動向と深くかかわることも多く、コロナ禍では、とりわけウェッブにおける発信力が高まったことなども視野に入れ、現代的文脈において着目してみたいと思います。地域や時代を超え、「世界の造形芸術」の未来について考えていきます。
授業計画
1回 オリエンテーション
2回~3回 課題 + 発表準備
4回~14回 受講生による発表および、出席者全員による講評
15回 まとめ
(受講生の数によって、変更する可能性があります。)
2回~3回 課題 + 発表準備
4回~14回 受講生による発表および、出席者全員による講評
15回 まとめ
(受講生の数によって、変更する可能性があります。)