複合文化論系演習(視覚文化論)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(視覚文化論)
副題
文化の表出としての現代アート
授業タイプ
演習
担当教員
利根川由奈
曜日
木曜日
時限
6時限
教室
未定(対面)
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 村上隆の《マイロンサムカウボーイ》は、一見アニメのフィギュアのようですが、なぜ「アート」と呼ばれるのでしょうか。また、作家がこの像を作ったわけでもなく、目が大きくデフォルメされた少年のモチーフも、一見アートのようには見えません。この《マイロンサムカウボーイ》のように、一般的に20世紀以降の現代アートは、理解ができない、難しい、美しくない、という印象で捉えられることが多いですが、作品制作の同時代的背景や美術の文脈を知ると、作品の面白さや重要性、提起する問題がよくわかります。
 この授業では、現代アートを同時代の文化の表出と捉え、現代アートの投げかける問いについて。作品のキーワードとともに考えていきます。

授業計画

1:
第1回
・イントロダクション:文化の表出としての現代アート
・キュレーション:デミアン・ハースト《ドット》
2:
第2回
ポストコロニアリズム:インカ・ショニバレ《ぶらんこ(フラゴナールのあと)》
3:
第3回
グローバリズムとローカリズム:ウィム・デルヴォワ《低床トレーラー》
4:
第4回
ポップカルチャー:ジェフ・クーンズ《バルーンドッグ》
5:
第5回
カタストロフ:chim↑pom 《Don't Follow the Wind》、《ヒロシマの空をピカッとさせる》
6:
第6回
世界から見た日本文化:村上隆《マイロンサムカウボーイ》、奈良美智《ラストカミカゼ》
7:
第7回
受講者による発表
8:
第8回
受講者による発表
9:
第9回
受講者による発表
10:
第10回
受講者による発表
11:
第11回
受講者による発表
12:
第12回
受講者による発表
13:
第13回
受講者による発表
14:
第14回
受講者による発表
15:
第15回
まとめ