複合文化論系演習(フィールドワーク実習)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(フィールドワーク実習)
副題
文化人類学的フィールドワークのやり方を学ぶ
プログラム
文化人類学
授業タイプ
演習
担当教員
西村正雄
曜日
土曜日
時限
3時限
教室
33-732
授業シラバス
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授業概要

 文化人類学は、人の行動と行動の結果生まれたものを研究する学問である。これを総称して「文化」と呼んできた。この学問の特徴は、文化の諸様相について考察し、その理論をもって人の多様性について考えるものである。文化という大きなテーマを追求するため、過去出されてきた考え方で完全なものはない。むしろ先に出されたものを批判しながら、さらに人の文化についての問題を洗練させてきた。この先行する考え方を批判的に眺める上で必要な情報を集め、分析する方法がフィールドワークである。従って、文化人類学を学ぶ学生にとって、フィールドワークは欠かせない知識であり、資料収集の方法である。
 本演習では、文化人類学に初めてふれる学生のため、資料収集の方法としてのフィールドワークの基本を教えることを目的とする。フィールド実習は教室内での講義と、東南アジアでの実際の実習の2部構成となる。このため、実習にはそのための費用負担が必要となる。実際の実習期間として、2013年8月4日(日)から14日(水)を考えている。実習費用は26万2千円(燃油代の変動があった場合、変更する可能性もあり)。

授業計画

 1.イントロダクション:科目の説明
 第1部:文化人類学とフィールドワークについての基本(講義を中心にする)
 2.文化人類学とフィールドワーク 1
 3.文化人類学とフィールドワーク 2
 4.文化人類学とフィールドワーク 3
 第2部:文化人類学のフィールドワークの実例の検証(講義と学生の発表)
 5.フィールドワークの実例 1
 6.フィールドワークの実例 2
 7.フィールドワークの実例 3
 第3部:実際のフィールドテクニックについて(講義と学生の発表)
 8.フィールドテクニック 1
 9.フィールドテクニック 2
 10.フィールドテクニック 3
 第4部:実際のフィールドの現場についての説明(講義と学生の発表)
 11.フィールドサイトについて 1
 12.フィールドサイトについて 2
 13.フィールドサイトについて 3
 第5部:フィールド情報の処理の仕方についての説明(講義と学生の発表)
 14.フィールド情報の処理 1
 15.フィールド情報の処理 2
 *ここにあげた各授業テーマは、今後変更される可能性もある。