ことばと社会

基本情報

科目名
ことばと社会
プログラム
言語文化
授業タイプ
講義科目
担当教員
吉田健二
曜日
木曜日
時限
3時限
教室
34-452
授業シラバス
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授業概要

 社会言語学は、ことばの諸要素の多様なあり方やその変容を、社会構造や、そこにはたらく力との関わりを軸に観察し、理論化することを目指す、言語学の一分野です。海外では、1970年代ごろから米国を中心に理論・研究手法が精緻化されてきましたが、一方、方言を中心とした日本の研究も、緻密で高水準です。また近年、言語学の他の分野と同様、社会言語学にも認知科学との接近がみられ、これまで記述されてきた現象が、人の認知機構との関わりから再検討されはじめています。この授業では、社会言語学の主要な研究や理論的問題点をできるかぎり批判的に検討し、この分野の今後の可能性を探りたいと思います。講義科目ですが、疑問やアイデアを持って授業に臨めるよう、英語で書かれた、比較的読みやすい教科書を指定します。英語で情報を得る訓練はいずれ必要です。この機会にがんばりましょう。前半の11回の授業は教科書に沿って進行します。授業計画の該当ページを読んできて下さい。後半は、Graddolの調査報告等を参考に「世界語としての英語」について検討します。

授業計画

1: 第1回
導入 / 言語の地域的多様性(p.1-17)

2: 第2回
言語の社会的多様性(p.17-31)

3: 第3回
多言語社会(p.32-49)

4: 第4回
言語の切り替えと言語の死(p.49-63)

5: 第5回
場面による言語変化(p.64-78)

6: 第6回
人間関係と対応した言語の変容(p.78-92)

7: 第7回
ことばの性差(p.101-122)

8: 第8回
言語の変異と変化との関係(p.135-144)

9: 第9回
言語変化の分析モデル(p.144-155)

10: 第10回
言語の誕生1 どこに生まれるか(p.167-177)

11: 第11回
言語の誕生2 構造上の特徴(p.177-191)

12: 第12回
英語の世界言語化の様相

13: 第13回
英語の世界言語化の影響

14: 第14回
今後の言語の趨勢と英語の多様化

15: 第15回
まとめ / 最終レポートについて