2014年度 感性文化ゼミ(芸術/性愛/死) (秋期) /感性文化ゼミ1(芸術/性/愛そして死) A

基本情報

科目名
2014年度 感性文化ゼミ(芸術/性愛/死) (秋期) /感性文化ゼミ1(芸術/性/愛そして死) A
副題
感性と哲学的思考のレッスン
プログラム
感性文化
授業タイプ
ゼミ
担当教員
小林信之
曜日
金曜日
時限
5時限
教室
33-434
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 感性文化論の基本コンセプトと三つのテーマ系 わたしたちは生身の身体をもち、衣服を身にまとい、生きとし生けるものを食し、この大地に住まいを定めます。わたしたちは、見、聴き、味わい、触れることによってこの世界を生きるのです。しかしそれは、わたしたち個人の閉ざされた身体の出来事ではありません。わたしたちは、他者と関わり「共生」することで初めてこの世界へと開かれた存在となります。他者を愛し憎み、共感しあい、やがて死にゆく存在、それがわたしたち人間です。
 感性文化論は、このように生身の身体とともに生き、この世界を他者と共有し、有限な存在であらざるをえないわたしたち自身の有り方を問題にします。身体と感情、言語とコミュニケーション、さまざまな生活文化の形態、それらのテーマを哲学的に主題化すると同時に、多様な現象をあくまで具体的に考察すること、それが課題です。そしてこの課題は大きく三つのテーマ系から成っています。
 【テーマ系1】 アートと生活世界の美学
 ここでは、サブカルチャーやわたしたちの生活環境の美学をふくめ、現代の多様な芸術文化が主題化されます。個別的・具体的な現象面の研究にとどまらず、理論面の考察も重視します。一般的・抽象的次元と具体的事例という二つの観点は、車の両輪のように相互に作用しあうことが大事です。
 【テーマ系2】 性と愛の思想
 わたしたちが他者と関係をもち、気分づけられてこの世界にあるということ、そのようなわたしたち人間固有の存在様態を「感情」という言葉で考えてみたいと思います。この世界の現実に触れ、他者と共鳴しあい、わが身を共振させること、それが感情です。なかでも「愛」は、わたしたちにとって、さまざまな感情の中核をなしていると考えられます。哲学者によって思索され、詩人によって直観的に歌われてきた「愛」に関し、このゼミでもとりあげて議論を深めていきたいと思います。
 【テーマ系3】 生と死の哲学
 わたしたちが生身の存在であるということは、つまりわたしたちが死すべき存在であり、「終わり」ある有限な存在であるということです。このことを理解することはわたしたちにとって決定的な意味をもっています。わたしたちが自己の存在を問い、哲学という営みが始まるのも、まさに死を死として自覚するときでしょう。こうした問いもこのゼミに参加する者にとって、もっとも基本的なテーマとなります。
 (授業計画はWebシラバスに記載した通りですが、順番と内容は随時変更されます。)

授業計画

1: 第1回
ガイダンス: テーマの説明と今後の予定

2: 第2回
テーマ設定と議論

3: 第3回
テーマの概要

4: 第4回
テーマの概要

5: 第5回
テーマの概要

6: 第6回
研究発表

7: 第7回
研究発表

8: 第8回
テーマの設定

9: 第9回
研究発表

10: 第10回
研究発表

11: 第11回
テーマの設定

12: 第12回
研究発表

13: 第13回
研究発表

14: 第14回
発表と議論

15: 第15回
全体の総括