異文化の伝播と受容

基本情報

科目名
異文化の伝播と受容
副題
20世紀から現代までの文化の動向
プログラム
異文化接触
授業タイプ
講義科目
担当教員
教員、神岡理恵子
曜日
金曜日
時限
4時限
教室
36-681
授業シラバス
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授業概要

かつて異文化の伝播には人の行き来が必要不可欠でした。しかし、わたしたちの暮らす現代では、メディアや通信機器の発達により外国の文化が身近になっただけでなく、瞬時に受容が可能となる時代が到来しました。この講義では様々な分野でテクノロジーが発展した20世紀以降のヨーロッパ、ロシア、アメリカ、日本で文化がどのように誕生し、伝播され受容されてきたかを考えます。芸術、文学、映画、ロック、アニメなど実際の作品やドキュメンタリー映像に触れながら、ポピュラーカルチャー、カウンターカルチャー、サブカルチャーなど若者を中心とした文化の発信と伝播、受容の問題についても取り上げていきます。また現在にわかに「第2の冷戦」といった言説が流布し始めましたが、米ソ冷戦期の両サイドの文化状況も詳しく取り扱います。

授業計画

[第1回]オリエンテーション
 [第2回]文化の発信地としてのヨーロッパ1:未来派・アヴァンギャルド芸術
 [第3回]文化の発信地としてのヨーロッパ2:シュルレアリスムの伝播
 [第4回]全体主義体制下・戦時期の文化1
 [第5回]全体主義体制下・戦時期の文化2
 [第6回]冷戦期の文化1:文化の発信地としてのアメリカ
 [第7回]冷戦期の文化2:「西側」文化の「東側」への流入
 [第8回]カウンターカルチャーの興隆1:アメリカ1960年代
 [第9回]カウンターカルチャーの興隆2:ソヴィエト1960年代
 [第10回]1968年:世界の若者たちの声
 [第11回]冷戦期の文化3:「西側」における「東側」の表象
 [第12回]冷戦期の文化4:ポップアートとソッツアート
 [第13回]冷戦崩壊からグローバルな時代へ
 [第14回]グローバルな時代における日本の文化
 [第15回]理解度の確認
 *予定は変更されることもあります。