ポストヒューマン論

基本情報

科目名
ポストヒューマン論
プログラム
感性文化
授業タイプ
講義科目
担当教員
高橋透
曜日
金曜日
時限
2時限
教室
34-453
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

サイボーグはもう、SFの世界の話ではありません。自分をサイボーグ化した研究者がいるし、サイボーグのパフォーマンスをしているアーティストもいる。それから、「バイオ・アート」という、バイオテクノロジーを用いた作品を作っているアーティストもいます。さらにAI(人工知能)の開発も目覚ましいものがあり、人間との競合ないし共生がいよいよ本格的なテーマとなりつつあります。
 この講義では、映画とアニメを観ながら、来たるべきサイボーグ世界について想いを巡らしてみたいと思います。映画やアニメはすでに、機械を通じて、世界をサイボーグ化することなのですから。
 扱う予定のテーマ以下の通りです:押井守『攻殻機動隊』+宮崎駿『となりのトトロ』、吉浦康裕『イヴの時間』、『マトリクス』、脳科学と脳のサイボーグ化、チャップリン『モダンタイムズ』、エドゥアルド・カッツの「バイオアート」、メタファーとしてのナノテクノロジーなど。

授業計画

1:
第1回
オリエンテーション:身体メディア論とは何か(ダナ・ハラウェ)

2:
第2回
【第2回】NHKサイボーグ特集1+ケヴィン・ワーウィク

3:
第3回
【第3回】『ガタカ』+デザイナー・ベビー+NHKサイボーグ特集2

4:
第4回
【第4回】ブレイン・マシン・インターフェイス+押井守『攻殻機動隊』

5:
第5回
【第5回】ステラーク+士郎正宗『攻殻機動隊』

6:
第6回
【第6回】ロボット論+吉浦康裕『イヴの時間』

7:
第7回
【第7回】人体再生(細胞を創る)+押井守『スカイ・クロラ』

8:
第8回
【第8回】レイ・カーツワイル+ナノテクノロジー

9:
第9回
【第9回】ヴァルター・ベンヤミンとテクノロジーの哲学

10:
第10回
【第10回】サイボーグ・メンタリティー+こころのサイボーグ化

11:
第11回
【第11回】ポストヒューマンについて:ハーバーマス+フクヤマ:人間とは何か

12:
第12回
【第12回】AI(人工知能)について

13:
第13回
【第13回】まとめ

14:
第14回
【第14回】予備日(基本資料映像を観る)

15:
第15回
【第15回】教場レポート
 *日程ならびにテーマは予定です。とくに予備日は前後する可能性があります。