複合文化論系演習(現代日本語研究2)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(現代日本語研究2)
副題
現代日本語の文字・表記について考える
授業タイプ
演習
担当教員
澤崎文
曜日
月曜日
時限
4時限
教室
32-229
授業シラバス
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授業概要

 文字や表記は言語にとって本来的なものではなく、音声言語の副産物と言われることすらある。しかし現代の日本においては、身の回りに文字があることや文字を情報の伝達手段として用いることが当たり前になっている。文字を用いることなく生活するのはほとんど不可能であると感じられ、文字・表記は言語生活における大きな領域を占めていると言ってよい。また、文字・表記は音声言語にはない特徴をもつことも事実である。たとえば、漢字で「日本」と書いた時と平仮名や片仮名で「にっぽん」「ニッポン」と書いた時とでは与える印象が異なるし、同じよみをする漢字でも「大学」と「大學」では異なって感じられるのではないだろうか。このような音声言語にはない独特のニュアンスを情報として伝達できることからも、文字・表記を言語における一領域として観察する意義があると言える。
 本授業では、まず現代日本語における文字・表記に関連する日本語学の論文を読み、文字・表記について日本語学の研究テーマとなりうる課題を発見する。さらに受講者はそれぞれの興味に沿ったテーマについて身近な文字・表記を対象として調査・報告し、受講者全員でその内容について検討する。扱うテーマとしては、たとえば以下のようなものが想定される。

授業計画

第1回
授業の目的と進め方

第2回
テーマ設定と発表方法の説明、発表順の決定

第3回
受講生による発表と質疑1

第4回
受講生による発表と質疑2

第5回
受講生による発表と質疑3

第6回
受講生による発表と質疑4

第7回
受講生による発表と質疑5

第8回
受講生による発表と質疑6

第9回
受講生による発表と質疑7

第10回
受講生による発表と質疑8

第11回
受講生による発表と質疑9

第12回
受講生による発表と質疑10

第13回
受講生による発表と質疑11

第14回
受講生による発表と質疑12

第15回
まとめ