複合文化論系演習(ギリシア思想の伝播)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(ギリシア思想の伝播)
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 村上寛
- 曜日
- 木曜日
- 時限
- 2時限
- 教室
- 32-322-1
授業概要
「西洋哲学の歴史は全てプラトンの注釈に過ぎない」と言われるように、またアリストテレスが「万学の祖」と呼ばれるように、西洋思想、文化についてギリシャ思想の影響を抜きに語ることは出来ない。ルネサンス以前の中世ヨーロッパ世界においてはプラトンの著作全てが継承され、読まれていたわけではないが、その思想はプラトン哲学のある種の解釈の産物である新プラトン主義としてキリスト教思想に流入し、甚大な影響を与えている。アリストテレスの著作にしても、新プラトン主義者による解釈研究、アラブ・イスラム世界での解釈伝統の存在、12世紀以降のヨーロッパ世界での再受容など、その思想の伝播は広範かつ根本的なものである。またギリシャ思想を広義の意味でとるなら、詩や文学、神話などの様々な要素についてもその伝播に含めることが出来るだろう。
本演習は主に受講者による発表形式となるため、テーマは受講者の関心に従うことになる。「ギリシャ思想の伝播」に沿うものであれば時代も内容も問わないが、単なる事実の羅列にならず、もとになるギリシア思想について、或いはその思想を受容する側についての理解が深まる発表になることが求められる。
本演習は主に受講者による発表形式となるため、テーマは受講者の関心に従うことになる。「ギリシャ思想の伝播」に沿うものであれば時代も内容も問わないが、単なる事実の羅列にならず、もとになるギリシア思想について、或いはその思想を受容する側についての理解が深まる発表になることが求められる。
授業計画
オリエンテーションの後、「文献報告」及び「本発表」と二回の発表を行う。