複合文化論系演習(グローバリゼーションと人間の経済)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(グローバリゼーションと人間の経済)
授業タイプ
演習
担当教員
箕曲在弘
曜日
木曜日
時限
2時限
教室
未定(対面)
授業シラバス
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授業概要

 本演習の目的は、経済人類学の基本的な視座を学ぶことにある。現代社会における経済システムは、すでに限界を迎えていると言われています。経済人類学では市場経済や資本主義の問題に対して「人間の経済」という概念を軸に考察してきました。本演習では、新たな経済の仕組みを構想するための基本的な作業として、「人間の経済」や「贈与」の概念のアクチュアリティについて検討します。
 授業の前半では基本文献を輪読し、後半は班ごとの発表とします。贈与-交換、市場交換、負債/負い目といった基本概念を用いて、班ごとに取り上げた現象を分析してもらいます。班ごとに取り上げるテーマとしては、シェアエコノミー、ファーマーズマーケット、仮想通貨など、新たな経済現象に着目したいと考えています。

授業計画

1 授業の方針
2 講義:ポランニー、モース、グレーバー
3 講義:現代における「人間の経済」「贈与」「負債」
4 『大転換』第1~2章
5 『大転換』第3~4章
6 『大転換』第5~6章
7 『贈与論』第1~2章
8 『贈与論』第3~4章
9 『負債論』第1~2章
10 『負債論』第3~4章
11 『負債論』第5章
12 班ごとの発表①
13 班ごとの発表②
14 班ごとの発表③
15 授業のまとめ