複合文化論系演習(開発人類学)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(開発人類学)
副題
開発プロジェクトを再考する
授業タイプ
演習
担当教員
吉田航太
曜日
木曜日
時限
5時限
教室
未定(対面)
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

本演習授業では、開発人類学の視点から様々な開発プロジェクトを再検討することに取り組む。第二次世界大戦後、国際援助による開発という実践は世界中に拡散していったが、開発人類学は開発プロジェクトの想定と実際の現場の社会・文化とのズレや開発という現象が生み出す予想外の変化などを明らかにし、よりよい変化とは何かを批判的に考察してきた。

この演習では、こうした開発人類学の知見をもとに、日本の開発プロジェクトの報告書などをデータにして考察するという実験的な取り組みを試みる。受講者はグループに分かれて、特定分野の開発プロジェクトをテーマに選び、関連文献の購読を行ったうえで、そこで見られる開発思想、現地社会との距離、開発実践者の試行錯誤を分析する。そこから「開発」がいかなるものとして理解できるのか、受講生とともに考えながら演習を進めていきたい。

授業計画

1:
第1回
オリエンテーション

本講義の目的と概要について説明する。
2:
第2回
講義 開発人類学の視点

開発という思想の歴史と開発人類学の基本的な考え方を講義する。
3:
第3回
グループワーク

発表のグループ分けとテーマ選びを行う。
4:
第4回
グループワーク

グループでの選んだプロジェクトにおけるアクター分析を簡単に行い、テーマに関連した発表文献を決める。
5:
第5回
講義 インドネシアにおけるゴミ問題の開発プロジェクト

講師が調査した事例を紹介してどのような分析が可能かを例示する。
6:
第6回
文献発表『反政治機械』①

開発人類学の古典を読む。
7:
第7回
文献発表『反政治機械』②

開発人類学の古典を読む。
8:
第8回
グループ発表①

選んだテーマに関する文献について発表し、全体でディスカッションする。
9:
第9回
グループ発表②

選んだテーマに関する文献について発表し、全体でディスカッションする。
10:
第10回
グループ発表③

選んだテーマに関する文献について発表し、全体でディスカッションする。
11:
第11回
最終発表①

グループごとに開発プロジェクトを検討した発表を行い、全体でディスカッションする。
12:
第12回
最終発表②

グループごとに開発プロジェクトを検討した発表を行い、全体でディスカッションする。
13:
第13回
最終発表③

グループごとに開発プロジェクトを検討した発表を行い、全体でディスカッションする。
14:
第14回
まとめ