複合文化論系演習(医療人類学)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(医療人類学)
授業タイプ
演習
担当教員
吉田尚史
曜日
火曜日
時限
6時限
教室
未定(対面)
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 『ヘルマン医療人類学』を著した英国の医師ヘルマン(2018; 3)によれば、医療人類学とは「異なる文化や社会集団に属する人びとが、心身の不調の原因をどのように説明し、信頼できる治療のタイプをどのように選び、実際に病気になったときに誰を頼っていくか」「健康や病気に関する信念や実践が、人体の生物・心理・社会的な変化とどのように関連するか」を研究する学問です。
 本授業では、このような応用・実践・臨床的な視点から医療人類学を学習していきます。『精霊に捕まって倒れる』(アン・ファディマン、2021)を一冊読み進め、学生同士、教員でディスカッションを行います。「医療者とモン族の患者、二つの文化の衝突」(同書、副題)について理解を深めるとともに、受講者の身近にある類似課題へ適応し考える力を養います。また、関連する医療人類学のトピックをその都度紹介していきます。

授業計画

1:
第1回
オリエンテーション
2:
第2回
第1章 誕生、第2章 魚のスープ
3:
第3回
第3章 精霊に捕まって倒れる
4:
第4回
第4章 医者は脳みそを食べるのか?
5:
第5回
第5章 指示通りに服用すること、第6章 高速脳皮質間鉛療法
6:
第6回
第7章 政府のもの、第8章 フォアとナオカオ
7:
第7回
第9章 少しの薬と少しの<ネン>
8:
第8回
第10章 戦い、第11章 重大な発作
9:
第9回
第12章 逃走、第13章 コードX
10:
第10回
第14章 人種の坩堝、第15章 金とがらくた
11:
第11回
第16章 なんだってまたマーセドに?
12:
第12回
第17章 八つの問い
13:
第13回
第18章 命か魂か、第19章 供犠
14:
第14回
授業のまとめと補足