複合文化論系演習(現代哲学の諸相)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(現代哲学の諸相)
- 副題
- フッサール『イデーン』を読む─現象学入門―
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 橋詰史晶
- 曜日
- 火曜日
- 時限
- 2時限
- 教室
- 未定(対面)
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
現象学という哲学的方法論は、20世紀以降の現代思想の展開を理解するために欠かせない教養であると同時に、今日でもなお、哲学的問題を自ら考えてみようとする者にとって有益な指針であり続けている。本演習では、そのような現象学の創始者であるエトムント・フッサール(1859-1938)の『イデーン』第一巻(1913)の読解に取り組む。本書はフッサールの代表的著作のひとつであり、彼が現象学の方法を初めて公刊著作のかたちで世に示した著書でもある。したがって本書は現象学にとっての第一の古典であり、現象学の思考法を学ぶための最良の導入となるだろう。
また、本書の原文はドイツ語だが、本演習では邦訳をテクストとして使用する。したがって参加者にはドイツ語能力を求めないが、意欲のある学生が適宜ドイツ語原文を参照することは歓迎する。
また、本書の原文はドイツ語だが、本演習では邦訳をテクストとして使用する。したがって参加者にはドイツ語能力を求めないが、意欲のある学生が適宜ドイツ語原文を参照することは歓迎する。
授業計画
始めの4回の授業では、適宜振り返りの時間を交えながら、授業形式とテクストについてのイントロダクション、および発表担当者の割り振りを行なう。第5回以降は、担当者による発表(20-30分程度)とディスカッション(20-30分程度)を行なって理解を深め、残りの時間で橋詰がコメントを加えるという流れで毎回の授業を進めていく。