文化人類学1

基本情報

科目名
文化人類学1
副題
文化人類学の基礎を学ぶ
プログラム
人間文化
授業タイプ
講義科目
担当教員
國弘暁子
曜日
木曜日
時限
2時限
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

人類学(Anthropology)とは、anthropos(ギリシャ語で人間を意味する)について研究する学問(logy)である。アメリカの文化人類学(Cultural Anthropology)、イギリスの社会人類学(Social Anthropology)、フランスの民族学(Ethnology)など、名称は地域によって異なり、また学史的な違いもあるが、今日では研究の射程における違いは然程見られなくなっている。文化人類学1の授業では、西洋で誕生した人類学の発展に貢献してきた先駆者たちの業績を紹介しながら、それらが現代社会に生きる私たちにとってどのような意義があるのかについて考える。異文化に生きる人々の生活に関する人類学的研究の蓄積を通じて、私たちの身近にある出来事のなかに彼らとの共通項をどのようにして見出すことができるのか。諸文化の多様性のなかに普遍性を見出す為に不可欠な比較の視座の持ち方について学ぶことを目指す。本授業は、初回授業(オリエンテーション)はオンデマンド配信型授業として実施し、2回目以降は、教室で実施します。

授業計画

1:
第1回 オリエンテーション【オンデマンド配信】
授業の目的と概要、成績評価についての説明をオンデマンド配信で行います。視聴期間は4月末まで
2:
第2回 社会と文 化
テキストChapter1:Society and Culture in the 21st Centuryを読み、社会と文化について考える。
3:
第3回 人類学者の仕事
テキストChapter2: Anthropology at Workを読み、人類学者の仕事について考える。
4:
第4回 家族・親族研究
テキストChapter3: Kinshipを読み、家族・親族について考える。
5:
第5回 婚姻の問題
テキストChapter4: Marriageを読み、結婚について考える。
6:
第6回 ジェンダーとセクシュアリティ
テキストChapter5: Gender, Sex, and Sexualityを読み、ジェンダーとセクシュアリティについて考える。
7:
第7回 中間のまとめ
これまでの講義をまとめます。
8:
第8回 身体論
テキストChapter6&': The body & the Sensesを読み、身体について考える。
9:
第9回 人生儀礼
テキストChapter8: The Life Cycleを読み、人生儀礼について考える。
10:
第10回 贈与と交換
テキストChapter9: Gifts and Exchangeを読み、贈り物について考える。
11:
第11回 宗教
テキストChapter10: Religionを読み、宗教について考える。
12:
第12回 序列と階級
テキストChapter11: Rank, Caste, and Social Classを読み、社会の序列について考える。
13:
第13回 国民国家
Chapter12: State, Nation and Citizenshipを読み、国家について考える。
14:
第14回 メディアとテクノロジー
Chapter14: Media and the Technological Transformation of Social Relationsを読み、メディアについて考える。