複合文化論系演習(聴覚文化論)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(聴覚文化論)
副題
聴覚文化・音楽文化・音響文化にまつわる事例を紹介分析する発表演習
プログラム
超域文化
授業タイプ
演習
担当教員
中川克志
曜日
金曜日
時限
3時限
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

聴覚文化や音響文化や音楽文化に関連する事例について、個人あるいはグループで3回程度の発表とディスカッションを行ないます。
各自あるいは各グループは、関連文献の文献報告をした後、各自の研究課題を決め、関連資料を入手・研究し、課題について考察し、レジュメとスライドを準備してその成果を発表します。
授業スケジュールは、初回に説明・決定します。



広く「サウンド・スタディーズ」と呼ばれる問題関心を統一課題として設定します。とはいえ、「サウンド・スタディーズ」という領域が何かについては、広く捉えてください。音や聴覚をきっかけにして始まる知的思考のプロセス、〈音や聴覚を出発点として何らかの人文学的な知見を獲得する営み〉程度の意味です。具体的には、映画における音響効果、文学における音響表現、音楽表現を模倣する視覚美術、マンガにおけるオノマトペ、アヴァンギャルドな音響芸術、音響的側面に即した人類学的研究、サウンドスケープ研究等々。このリストは延々と続けられます。



2023年度は「ポピュラー音楽とは何か」という問いを統一課題として設定したところ
日本の現代アイドルにおけるおける恋愛至上主義イデオロギーの変化
音楽表現におけるサンプリングの機能の変化
日本におけるジャズ受容の諸相
ポピュラー音楽における「階級」の影響
コロナ禍以降のライブ経験の変容
西洋近代音楽の受容における軍歌の位置
といったテーマの発表が行われました。2024年度はもう少し広いテーマを設定したわけです。
2024年度も楽しみにしています。

授業計画

個人発表もグループ発表も、事前に、文献調査、発表準備が必要です。

グループ発表の場合は、各グループ内で研究課題を設定し、文献調査や発表準備(ハンドアウトやプレゼンテーションファイルの作成)を分担して行う必要があります。

各自あるいは各グループの発表にLMS経由でコメントをしてもらいます。

基本的には毎回出席してください。