言語史の方法

基本情報

科目名
言語史の方法
副題
中世日本語史資料の比較と分析
プログラム
言語文化
授業タイプ
講義科目
担当教員
渡辺由貴
曜日
木曜日
時限
4時限
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

狂言やキリシタン資料は、中世日本語の重要な口語資料とされている。
本授業では、狂言およびキリシタン資料の『天草版平家物語』を扱い、各資料を諸本や原拠本と比較しながら中世日本語の言語的特徴を分析・整理する。

授業計画

1:
第1回:オリエンテーション(本講義の目的と概要)・中世語資料について
本授業の目的と概要を確認し、中世語資料とその特徴について整理する。
2:
第2回:平家物語の諸本と資料性
平家物語の諸本およびその資料性について確認する。
3:
第3回:平家物語のことば
平家物語の言語表現およびその背景について確認する。
4:
第4回:天草版平家物語と原拠本の比較1 巻第一を中心に
天草版平家物語<巻第一>とその原拠本を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
5:
第5回:天草版平家物語と原拠本の比較2 巻第二を中心に
天草版平家物語<巻第二>とその原拠本を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
6:
第6回:天草版平家物語と原拠本の比較3 巻第三を中心に
天草版平家物語<巻第三>とその原拠本を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
7:
第7回:天草版平家物語と原拠本の比較4 巻第四を中心に
天草版平家物語<巻第四>とその原拠本を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
8:
第8回:狂言の諸本と資料性
狂言の諸本およびその資料性について確認する。
9:
第9回:狂言のことば
狂言の言語表現およびその背景について確認する。
10:
第10回:虎明本狂言と虎寛本狂言の比較1 脇狂言之類を中心に
虎明本狂言<脇狂言之類>と虎寛本狂言を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
11:
第11回:虎明本狂言と虎寛本狂言の比較2 大名狂言類を中心に
虎明本狂言<大名狂言類>と虎寛本狂言を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
12:
第12回:虎明本狂言と虎寛本狂言の比較3 女狂言之類を中心に
虎明本狂言<女狂言之類>と虎寛本狂言を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
13:
第13回:虎明本狂言と虎寛本狂言の比較4 出家座頭類を中心に
虎明本狂言<出家座頭類>と虎寛本狂言を比較し、言語的特徴を分析・整理する。
14:
第14回:ふりかえりとまとめ
本授業のふりかえりと総まとめを行う。