複合文化論系演習(日本古典文化の受容と変容)

基本情報

科目名
複合文化論系演習(日本古典文化の受容と変容)
副題
物語の受容と変容
プログラム
超域文化
授業タイプ
演習
担当教員
小泉咲
曜日
金曜日
時限
5時限
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

この演習では、日本古典文化の受容と変容を考える上で、物語を中心的に取り上げる。特に『源氏物語』は千年以上読み継がれ、様々な形に加工されて受容されてきた。また、その物語の枠組みには日本古典の世界にとどまらない普遍性あるいは特異性を見ることができるだろう。授業では、まず、『源氏物語』及び周辺の物語作品について概説する。その上で、受講者の関心を踏まえつつ、漫画化・映画化された『源氏物語』や、『源氏物語』と他の作品の類似点・相違点などについて、複合的な視点をもって検討する。
授業内では、原則として一人一回の発表を担当してもらう。

授業計画

1:
第1回 10/4
・オリエンテーション
・演習でとりあげる諸作品についての紹介
・発表についての希望調査
2:
第2回 10/11
・発表順決定、発表方法の説明
・平安時代の物語作品について
・物語の話型について①
3:
第3回 10/18
・『源氏物語』の物語内容について①
・物語の話型について②
4:
第4回 10/25
・『源氏物語』の物語内容について②
・『源氏物語』の受容の例
5:
第5回 11/8
・『源氏物語』の物語内容について③
・物語同士の影響関係について
・レポート課題についての案内
6:
第6回 11/15
*以下、学生による発表
受容され、変容する古典:小説化された『源氏物語』
7:
第7回 11/22
受容され、変容する古典:漫画化された『源氏物語』①
8:
第8回 11/29
受容され、変容する古典:漫画化された『源氏物語』②
9:
第9回 12/6
受容され、変容する古典:映像化された『源氏物語』
10:
第10回 12/13
時代、地域を超える物語のかたち:貴種流離譚
11:
第11回 12/20
時代、地域を超える物語のかたち:予言の物語、遺言の物語
12:
第12回 1/10
時代、地域を超える物語のかたち:継子譚
13:
第13回 1/17
時代、地域を超える物語のかたち:老いた人々の語り
14:
第14回 1/24
・レポート提出
・ディスカッション、まとめ