音声学・音韻論

基本情報

科目名
音声学・音韻論
プログラム
言語文化
授業タイプ
講義科目
担当教員
平埜雅久
曜日
火曜日
時限
6時限
教室
36-581
授業シラバス
[シラバスへのリンク]

授業概要

 授業では、最初に、「音韻論とは何か」、「音声学とは何か」を概説する。その後で、英語と日本語を中心に音韻論で構築された音の構造やパターンに関する所説を音声学的見地から検証していく。検証に際しては、コンピュータ上で、「音声録聞見」、「praat」といった音声分析ソフトを使用する。音を耳でとらえて分析するのではなく、視覚的に捉えて分析する手法を学びながら、音韻論と音声学の整合性を見出していく。

授業計画

 1.コース全体の説明と音声分析ソフトのダウンロード
 2.音声学、音韻論に関する基本的な知識の導入1
 子音と母音の体系
 3.音声学、音韻論に関する基本的な知識の導入2
 アクセントパターン、リズム、イントネーション
 4.音声分析ソフトの使い方1
 音声波形とサウンドスペクトルグラムの読み方
 音の長さ、強度、大きさ、ピッチ、音質
 5.音声分析ソフトの使い方2
 音の消去と貼り付け、その他
 6.子音に関する音響上の特徴をさぐる1
 閉鎖音
 7.子音に関する音響上の特徴をさぐる2
 破擦音、摩擦音
 8.子音に関する音響上の特徴をさぐる3
 その他の子音
 9.母音に関する音響上の特徴を探る
 10. リズムに関する特徴をさぐる
  強勢拍のリズムとモーラ拍のリズム
 11. アクセント、イントネーションに関する音響上の特徴を探る
 12. 文の多義性を音響学的に解析する
 13. 実習1
 14. 実習2
 15. まとめと考査
 (授業内容は、進行の度合いに応じて変更することがある)