複合文化論系演習(正義と民主主義と市場)
基本情報
- 科目名
- 複合文化論系演習(正義と民主主義と市場)
- プログラム
- 異文化接触
- 授業タイプ
- 演習
- 担当教員
- 岩田圭一
- 曜日
- 火曜日
- 時限
- 4時限
- 教室
- 33-433
- 授業シラバス
- [シラバスへのリンク]
授業概要
「不正取引」、「不正受給」、「不正アクセス」など、「不正」と呼ばれる事件が、新聞記事やニュースでよく取り上げられます。こうした不正な事件は違法行為として罰せられるわけですが、不正、あるいはその反対の正義は、単に法律の問題というわけではありません。正しいとか正しくないというのは、倫理や道徳の問題でもあります。法律家は別として、私たちの多くは、学校教育や社会生活の中で身につけた倫理観や道徳意識に基づいて正と不正を区別し、とりわけ不正行為に敏感であるのではないでしょうか。この演習では、倫理学や政治哲学という観点から、正義あるいは不正について考察します。倫理学や哲学と言うと、古い時代から続く考え方を学ぶのだと思われるかもしれません。確かに、正義についての考察は古代ギリシア以来、長く行われており、それらを顧みることは大事なことです。しかしこの演習では、現在の私たちの生活の中で問題になる正義や不正を問題にしますので、私たちが生きている市場社会を前提にして問題を考察することにします。また、私たちが民主主義社会に生きていることも、現代において正義について考える上で重要なことです。この演習では、考察の手引きとしてマイケル・サンデルの著書を用い、発表と討論によって自由に議論したいと考えています。
授業計画
1: 第1回
全体説明、授業の進め方
2: 第2回
正義の問題への導入
3: 第3回
功利主義についての考察
4: 第4回
発表と討論(1)
5: 第5回
発表と討論(2)
6: 第6回
自由至上主義についての考察
7: 第7回
発表と討論(3)
8: 第8回
発表と討論(4)
9: 第9回
自由市場についての考察
10: 第10回
発表と討論(5)
11: 第11回
発表と討論(6)
12: 第12回
目的論的思考についての考察
13: 第13回
発表と討論(7)
14: 第14回
発表と討論(8)
15: 第15回
全体のまとめ
全体説明、授業の進め方
2: 第2回
正義の問題への導入
3: 第3回
功利主義についての考察
4: 第4回
発表と討論(1)
5: 第5回
発表と討論(2)
6: 第6回
自由至上主義についての考察
7: 第7回
発表と討論(3)
8: 第8回
発表と討論(4)
9: 第9回
自由市場についての考察
10: 第10回
発表と討論(5)
11: 第11回
発表と討論(6)
12: 第12回
目的論的思考についての考察
13: 第13回
発表と討論(7)
14: 第14回
発表と討論(8)
15: 第15回
全体のまとめ